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チック
「チック〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
チックの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
en)の原理も生じたというのである。 ツァラトゥストラの教理は回々教及びグノス
チック教の要素と融合して更に別の分派を生じた。すなわち、イスマイリズム(Isma....
「時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
い解釈を与えている。曰《いわ》く、「この奇なる結合(自己主張の思想とデターミニス
チックの思想の)名が自然主義である」と。けだしこれこの状態に対する最も都合のよい....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
両人気はしっくり合ってるけれども、その為人は大いに違って、島野は、すべて、コスメ
チック、香水、巻莨、洋杖、護謨靴という才子肌。多磨太は白薩摩のやや汚れたるを裾短....
「西航日録」より 著者:井上円了
バプール町に着す。市中を見物すること一時間半にして、ホワイトスター航路の汽船セル
チック号に乗り込む。この船はセドリック号とともに、汽船中の最大なるものにして、ト....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ソ教にさきだちて理化学や進化論が学界に輸入せられたために、知識あるものはアグノス
チックまたはエイシイストに傾いておる」と申した。そうするとその教員は、「それは奇....
「駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
ロセイックである。と云って、道路の繁昌に伴う雑音塵埃に無頓着なるには少しくポーエ
チック過ぎる。我々は文明を呪うものでは無い。却て文明を謳歌しておる。が、文明は我....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
な風をして、その頃|流行った横乗りで夫婦|轡を駢べて行くものもあった。このエキゾ
チックな貴族臭い雰囲気に浸りながら霞ガ関を下りると、その頃練兵場であった日比谷の....
「海底都市」より 著者:海野十三
たが、しばらくしてやっと分ったという顔付になり、 「ああ、お客さん、昔はニューマ
チック・ハンマーとか、さく岩機《がんき》だとか、起重機《きじゅうき》だとかいう機....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
々出入ス。雑品倉庫ナルコトヲ知リ得タリ。 一昨日マデハ、リベットヲ打ツ「ニュウマ
チック」ノ音、「コンクリート」混合機ノ音響ヲ時々耳ニシタルモ、其後聞カズ。 飛行....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ローションをふりかけ、ブラッシュでぎゅうぎゅうとかきあげた。そして最後の仕上げを
チックと櫛に托して、漸く鏡の中にこれなら見られる自分の顔を取戻したのであった。 ....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
の関係は分っていません。 ブーン先生の名著『パズル・ペーパーズ・イン・アリスメ
チック』は本当に愛すべき書物でありますが、その巻頭に於ける例題の「解き方」の解説....
「妖影」より 著者:大倉燁子
と気にかかったので拾い上げてひろげてみた。 『あなたは嘗て、トワンヌのなかにある
チックという小説をお読みなったことがありますか? あなたの興味をそそった物語は....
「とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
が、全くその度毎にその娘は、障子の隙間から、顔だけ出して何とも言いようのないエロ
チックな笑いを浮べながら、あの薄い素絹を敷いた様な円らな両の瞳を見開いて、柔かな....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
らながらひどく自然に感服している。ただし僕のここに言う自然は、普通に人の言うミス
チックな、パンティス
チックな、サブスタンシェルな意味のそれとはまったく違う。兄に....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
た兄には、そうした大志を自分はいかにもふさわしく考えるのである。その兄のローマン
チックな行動は、しかし、時のインド総督カーゾン卿の目に異様の冷光をひらめかせたら....