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「チョコ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

チョコの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
つ受け取り、得々とそれをひろげだした。その又紙の中には煎餅《せんべい》位大きい、チョコレェトの色に干からびた、妙なものが一枚包んであった。 「何だ、それは?」 ....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
もし喉《のど》の渇いた時には水筒のウイスキイを傾ければ好い。幸いまだポケットにはチョコレエトの棒も残っている。 聴き給え、高い木木の梢に何か寝鳥の騒いでいるの....
カインの末裔」より 著者:有島武郎
のに赤※《あかさび》の浮いた上層水《うわみず》が四分目ほど溜ってる――の所でアネチョコといい慣わされた舶来の雑草の根に出来る薯《いも》を洗っていると、そこに一人....
恐怖の口笛」より 著者:海野十三
前に、学生さんは一人の美しい女の人と一緒に話をしていたのに違いない。その草の間にチョコレートの銀紙が飛んでいる中に、口紅がついたのが交っている」 「ええ、本当か....
奇賊は支払う」より 著者:海野十三
の掏摸といえども、乗客から蟇口を掏りとったときは、その代償として相手のポケットへチョコレート等をねじこんでおくべきだ。そういう仁義に欠ける者は、猫畜生に劣る」 ....
奇賊悲願」より 著者:海野十三
のっそりと現われた。若い男だが、毛糸で編んだ派手な太い横縞のセーターに、ズボンはチョコレート色の皮ものらしいのをはき、大きな顔の頭の上に、小さい黄いろい鳥打帽を....
暗号の役割」より 著者:海野十三
あやが起きて来ました。自動車はガレージに入れて錠をかけました。少年は、ばあやからチョコレートの箱と林檎を三つもらって、喜んで帰って行きました” “ばあやの部屋の....
江戸か東京か」より 著者:淡島寒月
管なんかを、一つ二つずつ置いて、羊羹色した紋付を羽織って、ちょっと容体ぶったのがチョコンと坐っている。女や田舎ものらが通りかかると、先に男がいくばくかに値をつけ....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
がすいたから、サンドウィッチがたべたいといった。それからレモン水も欲しいし、序にチョコレートと南京豆とを買ってちょうだいなと、彼に金を渡した。 仏は、その金を....
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
人が、一月ばかり、つい御不沙汰、と手軽い処が、南洋の島々を渡って来た。……ピイ、チョコ、キイ、キコと鳴く、青い鳥だの、黄色な鳥だの、可愛らしい話もあったが、聞く....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
又眼の色が人を射るように強い位の相違で、そしてその総髪にした頭の上には例の兜巾がチョコンと載って居りました。 『女人禁制の土地柄、格別のおもてなしとてでき申さぬ....
ドモ又の死」より 著者:有島武郎
瀬古 いい覚悟だ。そこでともちゃん、これをなんだと思う。これはもったいなくもチョコレットの食い残りなんだ。 沢本と戸部と勢い込んで瀬古に逼る。 戸部 俺に....
鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
社員は恐る恐る刺を通じて早速部屋に通され、粛々如として恭やしく控えてると、やがてチョコチョコと現われたは少くも口髯ぐらい生やしてる相当年配の紳士と思いの外なる極....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
食には一切差し出ださぬ。そこで乗客がみな、茶器、茶菓、紅茶、コーヒー、コーコー、チョコレート等、たくさん持参して載っておる。午後三時になると、おのおの己の室より....
魯迅さん」より 著者:内山完造
すが、この書には魯迅さんが拇印を押して呉れてあるのです。 魯迅さんはアメリカのチョコレートが嫌いであって、度々私が頂戴したことがある。 「老板またアメリカのチ....