テレビン油[語句情報] » テレビン油

「テレビン油〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

テレビン油の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
ってからまだ新聞というものに目を通さなかったのを思い出して、手に取り上げて見た。テレビン油のような香《にお》いがぷんぷんするのでそれがきょうの新聞である事がすぐ....
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
込み、役人らなすところを知らず天手古舞《てんてこまい》を演じ、硫黄で燻べんとか、テレビン油を撒かんとか、愚案の競争の末、ついにこのたび徳川侯へ払い下げとなったが....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
は樹脂と油煙とで作られていて、一斤四フランもしていた。ところが私は漆《うるし》とテレビン油とで作ることを考え出した。価はわずかに三十スーで、しかもずっと品がよい....
食道楽」より 著者:村井弦斎
たそうです」中川「あれは鶏《とり》の感冒《かぜ》です。ノドケには喉《のど》の中をテレビン油で拭《ふい》て遣《やり》ます。それは筆の代りに鳥の羽の中ほどをむしって....