»
テン
「テン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
テンの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
いささか困惑するにちがいない。おそらくこの思いつきは大工のヨースト・ヴァン・ホー
テンが鰻落しのからくりから借りてきたものであろう。校舎は、少々ものさびしいとはい....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
百人の学生に講義をしてる所をも見た。 十二月二十九日にパリを立ち、郊外のフォン
テン・ブローを過ぐる際、折りしも森林は一面に結晶した白い氷で被われて、非常な美観....
「夢の如く出現した彼」より 著者:青柳喜兵衛
生徒であった頃、最近も穿いておられたのを見るとよ程好きであったらしい灰色のコール
テンズボンに違った上着で、相撲の強かった大男のKさんと、奥さんもたまには来られた....
「或恋愛小説」より 著者:芥川竜之介
ません。外交官の夫の転任する度に、上海《シャンハイ》だの北京《ペキン》だの天津《
テンシン》だのへ一時の住いを移しながら、不相変《あいかわらず》達雄を思っているの....
「西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
って拡がっている。一等室の鶯茶《うぐいすちゃ》がかった腰掛と、同じ色の窓帷《カア
テン》と、そうしてその間に居睡《いねむ》りをしている、山のような白頭の肥大漢と、....
「十円札」より 著者:芥川竜之介
《すこぶ》る敬意を抱《いだ》いている。行年《ぎょうねん》六十の粟野さんは羅甸《ラ
テン》語のシイザアを教えていた。今も勿論|英吉利《イギリス》語を始め、いろいろの....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
の脳髄しか持たぬ文明人は論争より殺人を愛するのである。
しかし亦権力も畢竟はパ
テントを得た暴力である。我我人間を支配する為にも、暴力は常に必要なのかも知れない....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
《のでん》の戯台《ぎだい》を応用した、急拵《きゅうごしらえ》の舞台の前に、天幕《
テント》を張り渡したに過ぎなかった。が、その蓆敷《むしろじき》の会場には、もう一....
「白」より 著者:芥川竜之介
やり》ヶ|岳《たけ》との間《あいだ》に途《みち》を失い、かつ過日の暴風雨に天幕《
テント》糧食等を奪われたため、ほとんど死を覚悟していた。然《しか》るにどこからか....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
五 赤光 日の光は僕を苦しめ出した。僕は実際※鼠のように窓の前へカア
テンをおろし、昼間も電燈をともしたまま、せっせと前の小説をつづけて行った。それか....
「保吉の手帳から」より 著者:芥川竜之介
りも負けずに退屈を極めていた。彼は無風帯を横ぎる帆船《はんせん》のように、動詞の
テンスを見落したり関係代名詞を間違えたり、行き悩《なや》み行き悩み進んで行った。....
「るしへる」より 著者:芥川竜之介
天主初成世界《
テンシユハジメセカイヲツクリ》 随造三十六神《ツイデサンジユウロクシンヲツクル....
「路上」より 著者:芥川竜之介
で、英仏独伊の四箇国語《しかこくご》のほかにも、希臘語《ギリシャご》や羅甸語《ラ
テンご》の心得があると云う、非凡な語学通で通っていた。そうしてこれまた Hana....
「或る女」より 著者:有島武郎
争って、南方には見られぬ暗い、燐《りん》のような、さびしい光を残していた。一種の
テンポを取って高くなり低くなりする黒い波濤《はとう》のかなたには、さらに黒ずんだ....
「或る女」より 著者:有島武郎
りつづけていた。隔離病室のある限りの窓にはかんかんと灯《ひ》がともって、白いカー
テンが引いてあった。陰惨な病室にそう赤々と灯のともっているのはかえってあたりを物....