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テーマ小説
「テーマ小説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
テーマ小説の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」より 著者:宮本百合子
ものとして、作者は見ているのである。 菊池寛は、歴史的題材をあつかったあらゆる
テーマ小説で、封建的な勇壮の観念、悲愴の伝統、絶対性への屈服、恩と云い讐というも....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ります。今日の文学のありようを見ると農民文学、生産主義文学、生活派文学、いずれも
テーマ小説であって、現実に向っては意識無意識のイージーさに立って居ます。そしてこ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
たのですが、自分がやがて書くのに勉強になると思って、かくことにしました。菊池寛の
テーマ小説のことは大変面白い。その意味で。私は鴎外の歴史小説を念頭に浮べて居り、....
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
思う。 民主主義文学がもとのプロレタリア文学とちがうところは、階級の問題もただ
テーマ小説としてかかず、「内から書く」民主的ヒューマニズムに立つところだとされた....