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デモクラシー
「デモクラシー〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
デモクラシーの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
に青年的魅惑を感じて憧れて入学したのである。丁度当時は、第一次欧洲戦争の影響で、
デモクラシーの思想が擡頭して来た時代である。 そこで、学生の立場から民主主義、....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
店で働きながら勉強した。そのころは第一次大戦は終り、ロシア革命などの影響もあって
デモクラシーが思想界を風靡した時代で、大正七年暮には東大に“新人会”が生まれた。....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
たる未開發地域援助方策等は、それ自身が大なる統制主義の發現に他ならぬ。その掲ぐる
デモクラシーも、既にソ連の共産主義、ドイツのナチズムと同じきイデオロギー的色彩を....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
うような表情をして、 「あまり、偉そうに見られたのが、とんだ災難でしたよ。いや、
デモクラシーも当てにはならん」 「お気の毒です。しかし、これが任務ですから」 ....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
であって、私は勉めて哲人政治を実行せんと努力したものであります。私は今日の種類の
デモクラシーは多数政治であって、どうも思ったような理想的の政治がとれない。私はど....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
いて、われわれは思い違いをしないようにしよう! 功利的なもくろみに屈従する芸術、
デモクラシーへの御用のために(ad usum)製造せられ、もしくは修正されるとこ....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
の高僧達の恥辱でもなければ、ためにこれを賤しい身分だと思うものもあるまい。しかし
デモクラシーの思想の盛んでなかった古代においては、よしや乞食・非人その者が賤しい....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
が………… これがアメリカ独立戦争の導火線となり、アメリカ合衆国の独立によって
デモクラシーの思想は新旧両世界を風靡し、遂にフランス革命が起るに至ったからである....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
、個人の権利を侵掠して自己の征服欲を満足させたものは英雄であります、もし今日……
デモクラシーの今日においてなお英雄を崇拝するものあらばそれは個人の生存権利を知ら....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
も無理はないと思うんだ。ただ問題は先生の思想だね。先生は、何といっても、米英的な
デモクラシーの思想から一歩もぬけ出てない自由主義者だったんだ。伊太利や独逸におこ....
「役人の頭」より 著者:末弘厳太郎
」というような規定は全く右と同じ考えの現われたものであって、学者はこれを総称して
デモクラシーといいます。以下私はこれらのうち当面の問題に最も関係の深い「なにびと....
「春の枯葉」より 著者:太宰治
守性。保守と封建。インフレーション。政治と経済。闇。国民相互の信頼。道徳。文化。
デモクラシー。議会。選挙権。愛。師弟。ヨイコ。良心。学問。勉強と農耕。海の幸。」....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
んたちの顔がありあり見えるような気がした。 そうして腹が立った。…… いくら
デモクラシーが世界に瀰漫しても、ルビーと煉瓦の欠けらとが一つになるか、と、どなり....
「ねずみと猫」より 著者:寺田寅彦
ったのである。これは何も現代の教育の欠陥ではなくて自分の非常識によるのであろう。
デモクラシーを神経衰弱の薬、レニンを毒薬の名と思っていた小学校の先生があったそう....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
に外ならない。事実所謂政治は、良い意味に於ける常識によって取り行われるべきだと、
デモクラシーの理想は教えている。政治に玄人はあってはならぬ、凡ての人が、政治に干....