トルコ玉[語句情報] »
トルコ玉
「トルコ玉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
トルコ玉の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「バルザックに対する評価」より 著者:宮本百合子
ンのついた青い服を着、貴族風な長髪を調え、手には当時すべての漫画に添えて描かれた
トルコ玉を鏤《ちりば》めた有名な杖をもち、貴族街サン・ジェルマンなどを歩く時には....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
すぎます。はじめに結婚なさるかたに真珠、それから、あなたがお帰りになるときには、
トルコ玉の指輪、おくさまはあなたが、お行儀がいいといって、ほめていらっしゃいまし....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
後にロンシャンで会った時には、髪の毛を神々《こうごう》しくちぢらし、世にも珍しい
トルコ玉の飾りをつけ、赤ん坊の頬《ほほ》の色のような長衣を引っかけ、ふさふさした....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
と、今までたくさんおよいでいた魚は、みな、どこかへ行ってしまう。龍宮城の花園も、
トルコ玉の青いうろこをじまんした小魚のすがたも見えなくなって、海藻の林の中に生え....
「真珠の首飾り」より 著者:神西清
何が禁物かぐらいは、ちゃんと心得ておりますよ。娘さんがたに贈ってならんのは、あの
トルコ玉ですて。というわけは、ペルシヤ人の考えで行くと、
トルコ玉というものは恋患....
「グーセフ」より 著者:神西清
活と言えるのだ。」 グーセフは聴いていない。窓の外を見ている。透明な、柔らかい
トルコ玉色をした海面は、眼も眩むような烈日を浴びて、小舟を一つ揺すっている。その....