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「トン数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

トン数の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
氏も、共に博士の客であった。 弩竜号は、おどろくべき精鋭なる武装船であった。総トン数は、一万トンに近かったが、潜水も出来るし、浮かべばちょっとした貨物船に見え....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
大きく両眼をむいて僕の方へ顔をよせながら、声をおさえていった。 「ロケットだ。総トン数は一万トンを越える大ロケットだ」 「えっ、ロケット?」僕の心臓は大きく鼓動....
火薬船」より 著者:海野十三
やしい中国船が前方を南西へむかって横ぎっていくのを発見した。 「――貨物船。推定トン数五百トン、船尾に“平靖号”の三字をみとむ……」 と、見張兵は、望遠鏡片手....
社会時評」より 著者:戸坂潤
和をそれだけ確保し得たというその貴重な結果を尊重されねばならぬ。第二には補助艦総トン数対米七割・大型巡洋艦対米七割・潜水艦七七八〇〇トンの確保を三大原則としたが....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
にならねばならぬのは当然の理だろう。 国民精神というものは今や、反比率主義や総トン数主義を指すことになる、民間著名の有志が集って「次期軍縮会議研究会」を設置し....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
間も、彼は実に面白い連になってくれた。途にあるいろいろの船について、その艤装や、トン数や、国籍などを言ってくれたり、やっている作業を――これは荷卸ししているのだ....
話の種」より 著者:寺田寅彦
号という当時での巨船に比較すれば実に非常の進歩である。船の長さは五割も長くなり、トン数は三倍の余に達し、機関の馬力は五倍に届いたが、ただ速度のみはこの割に増す事....
西航日録」より 著者:井上円了
ルチック号に乗り込む。この船はセドリック号とともに、汽船中の最大なるものにして、トン数二万一千トンと称し、その長さ百二十間、その幅十八間の大船なり。上等客室三百....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
に送られて新橋を発車し、十時、郵船会社日光丸に入乗し、正午、横浜を出港す。本船のトン数は五千五百四十七トンにして、八木政吉氏その船長たり。上等客約二十人、みな白....
咸臨丸その他」より 著者:服部之総
にする目的から、太平洋定期航路の発生をしらべはじめてみると、行掛り上その船名や、トン数やといった、いわばどうでもいいようなことがらまで気になってくる。 だが、....
汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
、 船名 John T. Wright 船長 Watsonトン数 370 船籍及船種 American steamer 出港地....
黒船前後」より 著者:服部之総
当時の技術をもってして鉄造船の場合船体および艤装《ぎそう》を合わせて重量は排水トン数の三十パーセントで済んだが、木造船の場合は四十パーセントだった。 鉄造船....