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ドラゴン
「ドラゴン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ドラゴンの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
だった。 そんなわけで、起きているのはカフェばかりだった。 私達は、カフェ・
ドラゴンとネオンサインで書かれてある入口を覗いてみた。 「まア、いい御気嫌ね、ホ....
「青い風呂敷包」より 著者:大倉燁子
江川初子がカフェー・
ドラゴンからアパートへ帰ったのはかれこれ朝の五時頃であった。 彼女はハンド・バ....
「外来語所感」より 著者:九鬼周造
子」が「ロング」、「おもん」が「ゲート」、「小栄竜」が「スモール・プロスペラス・
ドラゴン」などと名乗って嬉しそうにしているのは罪がなくていいが、新聞に堂々と「サ....
「暗黒星」より 著者:黒岩涙香
に埋められる様な状であった。けれど彼等は未だその星を見出し得ぬ。ただ火星の信号が
ドラゴン星座の辺りを指しているので、その辺へ現われるだろうと答える外は無かった。....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
凭れたまま、小さくなり、見えなくなって行くのでした。
ベニスに着いてから、竜《
ドラゴン》の口が出入り道になっているサイクロレエンに乗りました。
トロッコ様の....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
竜騎兵の将校と美人との話だった。
『……美人ブーダ(口をとがらした)、と竜騎兵《
ドラゴン》は……。』
そこで婆さんは眼鏡《めがね》をふくためにちょっと言葉を切....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
の光明の槍《やり》に向かって救いを求むる声も、ただいたずらに響くのみであろうか。
ドラゴン(竜)の頭が、泡《あわ》を吐く顎《あご》が、獅子《しし》の爪《つめ》と鷲....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
乱が一つの憤怒と一つの謎《なぞ》とでできていたとすれば、第一の防寨のうちには竜《
ドラゴン》が感ぜられ、第二の防寨の背後にはスフィンクスが感ぜられた。
この二つ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、寝台の傍の燭台まで持って来て、それを開きはじめました。 「海竜――スネーク――
ドラゴン」 と呟《つぶや》きながら、その書物を繰り返しているところを見れば、執念....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
に申込みの人の註文《ちゅうもん》を三行に縮めて受付けるのだ。浅草、松葉町カフエー
ドラゴン、と云うのが麗人求むなのだから、私は色々な事を空想しながら受付ける。
....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
げた。 鏡にうつるB国艦隊の姿は、雄大なものである。 先頭を進むのは、旗艦『
ドラゴン』(竜)だろう。四万噸の一大|浮城《ふじょう》は、さすがに大きい。つづく....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
五百人に二倍して、千人に云々と作ったのであろう。 フィリップ氏曰く、竜の英仏名
ドラゴンは、ギリシアにドラコン、ラテンのドラコより出で、ギリシアのドラコマイ(視....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に、マラバル辺の山に翼ある蛇、樹から樹へ飛ぶと言ったは、只今英語でフライイング・
ドラゴン(飛竜)と通称する蜥蜴の、脇骨長くて皮膜を被り、それを扇のごとく拡げて清....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
るを一緒に言いやらなんだが遺憾だ。 英語で蜻※《とんぼ》を竜蠅《りょうばえ》(
ドラゴン・フライ)と呼び、地方によりこの虫馬を螫《さ》すと信じてホールス・スチン....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
みたいなものがあるのですね。これというようなものはない。雑書ばかり残っている形。
ドラゴンがどうしたとかオリエンタル何とか。 ケンブリッジ大学でロイ・パスカルと....