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ナトリウム
「ナトリウム〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ナトリウムの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海」より 著者:梶井基次郎
日光がさっと船を漁師を染める。見ている自分もほーっと染まる。 「そんな病弱な、サ
ナトリウム臭い風景なんて、俺は大嫌いなんだ」 「雲とともに変わって行く海の色を褒....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
けてみた。 今日のことごかんべんありたし。なお、お願いしたきことあり、今すぐサ
ナトリウムの前にて、お待ち下されたし。 と、書いてあった。 このわずかな文字....
「光は影を」より 著者:岸田国士
ますが、若しそうなら、そんな病院でグズグズしているより、ちやんと、肚をきめて、サ
ナトリウムへでもはいつたらどうですか? いろいろな事情で、それができないとすると....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
た。それに肺病はそのころはかなり恐れられていた。 その後私は彼女が遠くの或るサ
ナトリウムに行ったということを聞いた。 彼の女から便りも無かったし、私も手紙も....
「恋愛曲線」より 著者:小酒井不木
通ずると、心臓はみごとに搏ち出すのだ。このロック氏液というのは一プロセントの塩化
ナトリウム、〇・二プロセントの塩化カルシウム、〇・二プロセントの塩化カリウム、〇....
「小さな山羊の記録」より 著者:坂口安吾
た。 私が諏訪へ行くようになったのは、Wという若い友人が胸を病んで、富士見のサ
ナトリウムに居り、彼をムリにそこへ行くようにさせたのも私であるから、彼を見舞う責....
「僕はもう治っている」より 著者:坂口安吾
土地に病む友へたずさえて行く滋養品の運搬がムリであった。駅からちょっとしかないサ
ナトリウムまで何べんとなく荷物を地に下して休息しなければ歩行がつゞかず、卒倒しそ....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
の違和を感じて、父と母の厳命で、その年の夏から秋へかけては、到頭七里ヶ浜の湘南サ
ナトリウムで、懊悩しながら療養の日を送ってしまいました。 来月休暇になったらス....
「縮図」より 著者:徳田秋声
ですが。」 均平はそれを辞し、病院は明朝にすることにした。主婦の話では、このサ
ナトリウムはいつも満員で、この山荘にいる人で、部屋の都合のつくのを待っているのも....
「貝鍋の歌」より 著者:中谷宇吉郎
里《カリ》や燐酸塩《りんさんえん》も、少しはいっているが、それはごく微量である。
ナトリウムも少量あるが、これは加える食塩の方が、ずっと多いから、問題にする必要は....
「苦しく美しき夏」より 著者:原民喜
つ医《いや》されてゆく椅子――そのような椅子を彼は夢想するのだった。その純白なサ
ナトリウムは※気《こうき》に満ちた山の中腹に建っていて、空気は肺に泌《し》み入る....
「年譜」より 著者:原田義人
る。 一九〇五年二十二歳 七、八月に単独でシュレージェンのツックマンテルのサ
ナトリウムに滞在。ここである年上の人妻と接近したらしい。その体験の反映を断片『田....
「美しい村」より 著者:堀辰雄
きから向うの方に霧のために見えたり隠《かく》れたりしている赤茶けたものは、そのサ
ナトリウムの建物らしかった。 私は再び霧のなかの道を、神々《こうごう》しいよう....
「風立ちぬ」より 著者:堀辰雄
ら物色しとるのだがね――」と父はそんな私には構わずに言いつづけた。「節子はFのサ
ナトリウムなんぞどうか知らんと言うのじゃが、あなたはあそこの院長さんを知っておい....
「木の十字架」より 著者:堀辰雄
《ひとけ》のないことは同様だが、それでも、いつも二三人は外人の患者のいるらしいサ
ナトリウムのあたりまで来ると、何となく人気が漂っていて、万物|蕭条《しょうじょう....