» ハッカ

「ハッカ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ハッカの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霧の中」より 著者:豊島与志雄
女房に内緒でちょっとやってるんで、と変に淋しいことを云い出した。煙草をやめる時はハッカを用いた。もう八年になる――八年だ。酒はどうも身体にわるいが、工事請負の仕....
」より 著者:新美南吉
たので、久助君はひとりで、クックッとわらいだしてしまった。なんだ、こんなもんか。ハッカのもとというようなものなんだな。しかし、すぐにまた、舌の先がにがみをおぼえ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
き、風邪で咳が出るとコルフィンボンボンというのをのまされました、それは咳とめよ。ハッカが入っていたようです。 計算書のこと承知いたしました。これとは別にかきま....
捨吉」より 著者:三好十郎
見はるかす高原は まだ宵なのにシンシンと 太古からのように暗い その中で秋草がハッカの匂いをさせて寢ていた 海拔三千尺の 氣壓の輕さが おれの肺から 空氣をう....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
グサといい、子供はこの草を口に入れると歯が抜けるなどと嚇されており、あるいはまたハッカケバナ・ハッカケバアサンともいう者もある。信州の南部でも歯抜けばばアといい....