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ハート
「ハート〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ハートの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
あった。アーヴィングという人の「悲恋」(Broken《ブロークン》 Heart《
ハート》)という条《くだ》りだった。星野さんがこの書物を始める時、目次によって内....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
珍妙ふしぎ、お目にかけたい。 カルタの殿方、ずらりとならんで、 お行儀のいい、
ハートのご婦人。 そちらに黒いは、クラブにスペード ――ひと目にずんずん、ほら、....
「しっかり者のすずの兵隊」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
りました。 そうして、あくる日女中が、灰をかきだしますと、兵隊はちいさなすずの
ハート形になっていました。けれども踊ッ子のほうは、金ぱくだけがのこって、それは炭のようにまっくろにこげていました。....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
した。というのは、にたものどうしで、からすはやはり、からすなかまであつまります。
ハートと、王女さまのかしらもじでふちどったしんぶんが、さっそく、はっこうされまし....
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
な。あい、御免。」 敢て獣の臭さえもしないで、縦の目で優しく視ると、両方へ黒い
ハート形の面を分けた。が牝牛の如きは、何だか極りでも悪かったように、さらさらと雨....
「端午節」より 著者:井上紅梅
のむと青白い顔が真赤になった。飯を食ってしまうと彼はすこぶる上機嫌になり、太巻の
ハートメンに火を点け、卓上から嘗試集を攫み出し、床の上に横たわって見ていた。 「....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
されていた。 もし若い娘でも見れば、彼は「よう、なんて美しいんでしょう。まるで
ハートの三そっくりだ」と言うであろう。また、もし誰かが「いま何時でしょうか」と訊....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
一の資料と云ってもいいだろうと思うよ」そして取り上げたのは、一九〇一年二月号の「
ハートフォード福音伝道者」誌で、それが卓上に残った最後だった。「読んでみよう。著....
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
君が勝ったと、その一人を指摘したという話があります。なぜなら、スペードから心臓《
ハート》の形をとってしまえば、残ったものが、てっきり卓子灯《スタンド》の台としか....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
述するのは避けるが、ついに、カムポスの勝利動かぬという局面になった。手札が二枚、
ハートの一に、ダイヤの十。これは誰しも、ダイヤの十で切って
ハートの一を残す。人々....
「私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
。 西部劇は当時も相当な流行で、二挺拳銃をさっそうとかまえる、ウイリァム・S・
ハートの勇姿、アリゾナやユーコン河を背景に、西部の荒男が娘の純情と誠実に自分の恋....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
ルック先生は、いかにも頼もしく見えましたので、巡礼ごっこのなかの案内者グレート・
ハート氏という、あだ名を、さっそくつけました。馬車が走り出したとき、いい前ぶれの....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
く、魔と怖れに満たされたのである。ある宮女は、椅子の下を覗いて、ふと、トランプの
ハートの女王が一枚、椅子の裏に釘づけにされているのを見つけた。またある宮女は、し....
「火の扉」より 著者:岸田国士
。毎日港へはいる船を、いち/\探しまわる必要は、これでなくなつた。君のスイート・
ハートは、シンガポールの法廷で、起訴理由のまつたく事実に反することを堂々と陳述す....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
カードをしておりました。父は相変らず、ぜいぜい云って隣の室で喘いでおります。 「
ハート一つ」 くばられたカードのうち六枚も
ハートがあります。そうしてオーナが四....