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パース
「パース〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
パースの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西航日録」より 著者:井上円了
く、白雪におおわれた涅毘山の峰が天にかけられたようにそびえている。) これより
パース(Perth)駅を経て、再びエジンバラ市に出ず。その途上、牧場の風景を見て....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
は一条の通路二、三丁の間に諸店あるのみ。人口三千四百人、小市街なり。西豪州の首府
パースをさること三百四十マイルあり。しかしてその港湾は、ホバートに似て風景に富む....
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
れるはずなのです。ときに、『反転的遠景錯覚《イリュージョン・オブ・リヴァシブル・
パースペクチヴ》』という、心理学上の術語をご存知でいらっしゃいまして。では、試し....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
を出した時、まっ先に目についたのがアリーであった。アリーは急に脊丈がのび、ジャン
パースカートをはいている腰のあたりがふくよかであった。そうして、大腿まで出してい....
「精神病覚え書」より 著者:坂口安吾
かと言いだした。 一般に精神病のお医者さん方がゴッホを分裂病だと云うのは、ヤス
パースなどを読んで、その通り思いこんでおられるだけで、小林秀雄のようにゴッホに関....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
だと言い触らされて、ロンドン中の大騒ぎとなり、永い間多くの人々が瞞された。これは
パースンズという男が十一歳の自分の娘に叩かせていたのだということが発見されて、パ....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
美しさを挙げて、もしもこういうものに誘惑を感じるようでしたら、私の住む北方のこの
パースまで足を延ばしていただけませんか、と言ってきたのだ。クレルヴァルはしきりに....
「映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
れる映像は、ただの殺風景な兵隊の行列である。これがその場面場面でいろいろの違った
パースペクチヴで銀幕上に映出され進行する。始めにヒロインとその保護者がこの行列を....
「映画時代」より 著者:寺田寅彦
しても思われない。第二には群衆の使い方が拙である。おおぜいの登場者の配置に遠近の
パースペクチーヴがなく、粗密のリズムがないから画面が単調で空疎である。たとえば大....
「映画の世界像」より 著者:寺田寅彦
距離の調節によって尺度の調節ができるのみならず、また、カメラの角度によって異常な
パースペクティーヴを表現し、それによって平凡な世界を不思議な形態にゆがめることも....
「学位について」より 著者:寺田寅彦
斯学全体の中の一小部分であることをいつか忘れてしまって、自分の立場から見ただけの
パースペクティヴによって、自分の専門が学全体を掩蔽するその見掛け上の主観的視像を....
「写生紀行」より 著者:寺田寅彦
子が目についた。 私は少し行き過ぎて、深い掘割溝の崖の縁にすわって溝渠と道路の
パースペクチーヴをまん中に入れたのを描いた。近所の子供らが入り代わり何人となくの....
「田丸先生の追憶」より 著者:寺田寅彦
なくなってまもない人の追憶を書くのはいろいろの意味で困難なものである。第一には、時の
パースペクティヴとでもいうのか、近いほうの事がらの印象が遠い以前のそれを掩散した....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
とっての金魚鉢なのである。客観的世界はどうでもいい、それには金魚鉢のガラス越しの
パースペクティブで沢山だ。真実や実在は自己自身の内にだけ横たわる。歴史と云い伝統....
「辞典」より 著者:戸坂潤
義と訳すが適訳でない。この言葉は、プラグマ(身廻りの用具)という言葉から導かれ、
パース(C. S. Peirce)の書物“How to make our ide....