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ビザンチン
「ビザンチン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ビザンチンの前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「クララの出家」より 著者:有島武郎
静かになぶった。クララはふと眼をあげて祭壇を見た。花に埋められ香をたきこめられて
ビザンチン型の古い十字架聖像が奥深くすえられてあった。それを見るとクララは咽せ入....
「豆腐買い」より 著者:岡本かの子
な灯が透けていた。その並び店の中の一軒だった。骨董品店があった。もとよりニセ物の
ビザンチン石彫の破片やエトラスカの土焼皿などもあって外人相手の店には違いないがそ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
台の下から銀製の大皿を取り出した。直径が二尺近い盞形をしたもので、外側には露西亜
ビザンチン特有の生硬な線で、アイ※の字なりに彎曲して、後肢と尾とで皿を支えている....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
づいている。世界の美の源泉として最も猛威をふるっているのはギリシャ―ロオマ系と、
ビザンチン―ゴチック系との二つであろう。共にアリヤン民族の美の大系譜である。今日....
「読書法」より 著者:戸坂潤
は幾何学的精神であり、完成と厳粛と明確との硬質を有つものである。之によらなければ
ビザンチン芸術も理解出来ないばかりではなく、現代のキュビズムさえが次第に理解出来....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
》になることがないと言った。それでクリストフは、「ヴォージュ山の彼方《かなた》の
ビザンチン式な頽廃的《デカダン》な共和国」にあまり心をひかれなかった。彼がすなお....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
てる弱り果てた女のようだった。しかし繊細な貧血的な身体をし宝石を飾りたててるこの
ビザンチンの皇后は、軽薄才子、美学者、批評家、などという多くの宦官《かんがん》に....
「子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
ってその名をひびかしているところのクレムリン。 この頃は城壁内の青草が茂って、
ビザンチン式の古風な緑や茶色の尖塔はなかなか趣ある眺望だ。円屋根にひるがえる赤旗....
「スモーリヌイに翻る赤旗」より 著者:宮本百合子
きとおる静寂が占めている。木立の上で、緑、黄、卵色をよりまぜた有平糖細工みたいな
ビザンチン式教会のふくらんだ屋根が、アジア的な線でヨーロッパ風な空をつんざいてい....
「長篇作家としてのマクシム・ゴーリキイ」より 著者:宮本百合子
で塗られている。色は多様で燦いているが輪廓が鮮明に動いていないところは、どこやら
ビザンチン式モザイックの趣があり、過去のロシアの民衆の内部にあった感受性の或る傾....
「道標」より 著者:宮本百合子
いていた。広場のつき当りに、一面平らな雪の白さに挑むように、紅白に塗りわけられた
ビザンチン教会がふくらんだ尖塔と十字架とで立ち、そのかたわらに、こっちの方はしぶ....
「上海」より 著者:横光利一
のなんだし、このクションの天鵞絨だって、イギリス人がスキュタリだからどうだとか、
ビザンチンがどうだとかいって、かつぎ込んで来てくれたものばかりなのよ。勿論、それ....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
ふうわりと気持ちがよさそうに見える。多くの楼閣のうちには円頂の塔もあるが、これは
ビザンチンの影響の現われたものといわれている。これらの楼閣の屋根のあたりを、さも....