ビスケー湾[語句情報] » ビスケー湾

「ビスケー湾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ビスケー湾の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
焦点を合せる」より 著者:夢野久作
がケチの付き初めで、それ以来僕の乗る船に碌な事はない。新式タービンのパリパリが、ビスケー湾の檜舞台でヘタバッたり、アラスカ沖の難航で、陸地が鼻の先に見えながら、....
西航日録」より 著者:井上円了
、ときどき驟雨を見る。わが北国の晩秋に似たり。この日より、風浪をもってその名高きビスケー湾に入る。天気冥濛、勁風高浪、船体の傾動はなはだし。 高浪蹴天船欲沈、長....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
気を覚ゆ。午後、はるかに汽煙を認むるも船体を見ず。夜に入りて、スペイン海を過ぎてビスケー湾に入る。 五日、快晴。北風に向かいて航走す。多少の白浪を海面に見るも....