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ピンポン
「ピンポン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ピンポンの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪星ガン」より 著者:海野十三
いだに、たのしんだり、勉強をするためだった。 受信機や万年筆や手帳やトランプや
ピンポン用具などは、買いかけたが、やめにした。こんなものは艇内にそなえつけてある....
「火星探険」より 著者:海野十三
と山木が反対した。 「占いは、一種のたましいの働きなんだ。だからたましいを小さい
ピンポンの球のように固めることができる人は占いができる人だとさ。張君は、それがで....
「金属人間」より 著者:海野十三
立て、そのうえに、台からはみだしそうな、長さ二尺の計算尺を一本よこたえ、それから
ピンポンのバットぐらいもある大きな虫めがねを一個おき、その横に赤い皮表紙の「エジ....
「発明小僧」より 著者:海野十三
自動車用ペンキ爆弾 これは特種の赤ペンキをタップリ含んでいる
ピンポン球ぐらいの小球にして、叩きつけると、すぐ、壊れるものなり。携帯に便にして....
「雛妓」より 著者:岡本かの子
で行けばいいのよ」 先程からわたくしたち二人の話の遣り取りを眼を大きく見開いて
ピンポンの球の行き交いのように注意していた雛妓は「あら」と言って、逸作の側を離れ....
「大島が出来る話」より 著者:菊池寛
わいなく、遊ぶ事が好きで、こうした来客を歓迎した。兄の方が、新しく買ったらしい、
ピンポンの道具を持って居た。そして、 「先生!
ピンポンを買って貰ったから、しま....
「咲いてゆく花」より 著者:素木しづ
た彼女を苦しめた。そしていつものように、柔道を教えるといって引出したり、それから
ピンポンをしよう等と云い出したら、どうしようと思ったが、それよりも自分のこの恥し....
「古典竜頭蛇尾」より 著者:太宰治
統。」という言葉の定義はむずかしい。これは、不思議のちからである。ある大学から、
ピンポンのたくみなる選手がひとり出るとその大学から毎年、つぎつぎと
ピンポンの名手....
「花吹雪」より 著者:太宰治
ったのであろうか。私は暗い気がした。私は五、六年前から、からだの調子を悪くして、
ピンポンをやってさえ発熱する始末なのである。いまさら道場へかよって武技を練るなど....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
いかにも醜《みにく》く、ぼくは眼を塞《ふさ》ぎたい想いでした。
船に帰って、
ピンポンをしていると、M氏が来て「坂本君、コダックは」と訊《き》きます。愕然《が....
「ゴルフ随行記」より 著者:寺田寅彦
球野球|蹴球籠球排球などがあり、今は流行らぬクリケット、クロケーから、室内用には
ピンポン、ビリアードそれから例のコリントゲームまである。日本の昔でも手鞠や打毬や....
「地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
って駆け抜けて行った。小瀬へ行ってみるとその男はもうちゃんと宿屋に納まって子供と
ピンポンをやっていた。人間は勘違いしたり、故意にだましたりしても、五万分一地形図....
「思い出すかずかず」より 著者:宮本百合子
し、こんなことは何でもない。やがて私が、教員室から運動場へ出る段の前に据えられた
ピンポン台の前に立って、意地悪いほど熱中した眼をしながら、白い小球を、かん、かん....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
羽根つきは、昨夜も座敷の中でやりました。坐り羽根つきという新しい名をつけて。やや
ピンポンに似てしまいますが、それでも面白いわ。子供がいると。健造ぐらいの子供はナ....
「ソヴェトの「労働者クラブ」」より 著者:宮本百合子
。「大クラブ」になると、体育室、水泳プール、大きな演劇の舞台、軍事教育、ラジオ、
ピンポン、衛生室(特に性病予防の知識を与える)、図書室、外国語の研究室、食堂など....