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フランス語
「フランス語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
フランス語の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蠅男」より 著者:海野十三
「ええッ、フィなんとやらいったな。それァ何のこっちゃ」 「フィアンセ――これは
フランス語ですが、つまり婚約者です」 「婚約者やいうのんか。なんや、つまり情夫の....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
籍地の名古屋の幼年学校にはいった。 父は、後に僕が社会主義者になったのを、僕の
フランス語のせいにしていた。フランスは革命の国だというごくぼんやりした理由からだ....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
しやがって」とか、 「ドイツ人に買われやがったな」とか言う。 多少はっきりした
フランス語のほかに、何のこととも分らないあるいは熊のような、あるいは猿のような、....
「恐竜島」より 著者:海野十三
。 四人はどっと、八つの耳をそばだてた。 きこえるよ、たしかにきこえる。 「
フランス語だ」 「いや英語らしい」 声は空気の流れにのって聞えてくるのではなか....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
をしている。しかし君はジャンガラ星語は知らない。わしは日本語の外、アメリカ語でも
フランス語でも何でもよく話せる。わしだけではない。わがジャンガラ星人なら、みなそ....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
耳を澄ましてみると話しているのは、アンと、そしてもう一人は男の声だった。言葉は、
フランス語だった。男の声は、いやに疳高い。アンが、もうすこし低く喋ってはと注意し....
「火薬船」より 著者:海野十三
…」 「よし、わかった。もう後をいうな。ステッキをこっちへよこせ」 ハルクは、
フランス語をすこししゃべる。それをノルマンが利用して、この芝居をやらせているわけ....
「異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
だが、それがフランスへ行って、始めて子供の時の不審を解決することが出来た。烏貝は
フランス語でムールと云う。このムールのスープは冬の夜など夜更しして少し空服を感じ....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
かくも読める。イタリア語は本がなかったので碌に勉強もしなかったのだけれど、元来が
フランス語とごく近い親類筋なので、一向骨も折れない。さて、こんどはいよいよロシア....
「新しき世界の為めの新しき芸術」より 著者:大杉栄
はそれを「の為めの」即ち for と解釈した。中村星湖君はそれを「から出た」即ち
フランス語の de part と解釈した。又富田砕花君は「の所有する」即ち of....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ゼネバに来り、しばらくここに滞在した。 この間に、友人アボットに手紙を出して、
フランス語とイタリア語との比較や、パリおよびローマの文明の傾向を論じたりしたが、....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
立脚した文字で長くその馨を世に残すにたる檀香とも言うべきもの。それがドイツ語にも
フランス語にも訳されて広く欧米人に、出版後半世紀ならんとする今も、かなり広く読ま....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
ンはあまり安し、五フランくらいのものなりと答うることあり。しかるに、サンフランは
フランス語にて五フランのことなり。 パリにはギメ氏の仏教博物館と称して、仏像お....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ルトガル語、その他はみなスペイン語なり。英語はかの国々には通ぜず、ただ上等社会は
フランス語を解し得るをもって、語学としてはスペイン語、ポルトガル語を知らざるもの....
「魯迅さん」より 著者:内山完造
された。魯迅初め皆んなが憤慨して、そのことを人権同盟でとりあげまして、ドイツ語、
フランス語、英語、ロシア語などで世界中にむかって訴えた、それが蒋介石にとって大き....