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ヘビ
「ヘビ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ヘビの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
「莫迦を言え。」
僕は勿論首を振った。譚は大声に笑ってから、今度は隣の林大嬌
ヘビスケットの一片を勧めようとした。林大嬌はちょっと顔をしかめ、斜めに彼の手を押....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
りとりの大芝居をして帰ったのが亥の刻過ぎたというから十時である。往返をマラソンで
ヘビーを掛け、水中の実演を余程高速度で埒を明けなければとても十時には帰って来られ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
火星人の胴中待て!」
「わっ、胴中め、ころがって行くので、早い早い。そら、もっと
ヘビーをかけて追いかけなくっちゃ……」
と、小学生たちは、わなの綱をそこにほう....
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
いつは人間を食うだろうか」 「恐龍は爬虫類《はちゅうるい》だろう。爬虫類といえば
ヘビやトカゲがそうだ。
ヘビは人間をのむからね。従《したが》って恐龍は人間を食うと....
「蠅男」より 著者:海野十三
裂けそうに見えた。それにも構わず、無理なスピードを懸けていった。 帆村は懸命に
ヘビーをかけた。もうすこしで自動車のうしろに飛びつける。――と思った刹那、自動車....
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
ので、あの爬虫館を建てたとき半分は自分の金を出したんです。今も表に出ているニシキ
ヘビは二頭ですが、あの裏手には大きな奴が六七頭も飼ってあるのです」 「ほほう」と....
「発明小僧」より 著者:海野十三
これが感電砲ですよ。砲から空中へ紫光の柱が立ったのは、上空にある強烈なる電気天井
ヘビサイド層の電気を下へ導くための電離柱です。これがために強烈なる電気が天井から....
「放送された遺言」より 著者:海野十三
ー》を信じ得たのであった。 結局彼は「十六メートルの超短波電波は地球の外を包む
ヘビサイド氏電導層をもっともよく透過《ぺネトレイト》する」ということと、「振動波....
「遊星植民説」より 著者:海野十三
地球がどこからも呼びかけられていない証明になる。然るに、わが地球からは、今日既に
ヘビサイド・ケネリーの電離層を透過して、宇宙の奥深く撒きちらしている符号は日々非....
「白妖」より 著者:大阪圭吉
町だろう。 やがて自動車は、ゴールにはいるランナーのように、砂埃を立てて一段と
ヘビーをかけた。直線コースにはいるに従って、白塗の停車場がギラギラ光って見えはじ....
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
へこた》れてヒョロヒョロ走《ばし》り、四、五町にいた水戸中学の津川五郎子、非常な
ヘビーを出して遥か先頭に進み、続いて髯将軍、羅漢将軍等、髭面《ひげづら》抱えてス....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
れらの諸性質が、混合し、撚り乱れ、ともどもに閃光を発しながら、彼の神秘な精神に、
ヘビのように微妙に光る皮膚を与えたのだった。一匹の
ヘビこそ彼の選択すべき紋章であ....
「競漕」より 著者:久米正雄
洗い場では半艇身以上先んじていた。しかしここでの半艇身ばかりの差では敵のラスト・
ヘビーが効けば何の役にも立たない。久野は「あと一分だ。もう死んでもいいぞ」などと....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
、幾ら努力してもできないという一種の宿命がある。それが最後のものである。カエルが
ヘビに食われるような境地がある。世界がある。どうしても宇宙というものの存在および....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
で死んでますが、だいたいシナノは犬養だのカラ犬だのと犬に縁が多いところで、ヒダは
ヘビに縁が多いところです。 次の文武、元明両帝は各々信濃坂が険しいからと、ミノ....