ベニヤ板[語句情報] »
ベニヤ板
「ベニヤ板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ベニヤ板の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蟹工船」より 著者:小林多喜二
底にわだかまっているムッとした気持が、それでちっとも晴れなく思われた。彼は黙って
ベニヤ板のように固くなっている自分の腹を撫でた。弱い電気に触れるように、拇指のあ....
「道標」より 著者:宮本百合子
く伸子たちのマクシム・ゴーリキイ号は、船艙いっぱいに上流の森林地帯から生産された
ベニヤ板を積みこんでいた。高く積み上げられた
ベニヤ板と船艙の天井との間にヴォルガ....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
土産ものをさがして銀座の三越へ入った。がらん洞に焼けた地階のほんの一部分だけを、
ベニヤ板や間に合わせのショウ・ケースで区切って、当座の売場にしてあった。紙につつ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
して、きょうは胸にしみるほど山並のくっきりとした秋の晴天の下に、男の子たちが一日
ベニヤ板製の補助タンクの払下になったものを燃料にするためにこわして居ります。樫の....