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ホモ
「ホモ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ホモの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼」より 著者:芥川竜之介
あいつはどう考えても、永遠に子供でいるやつだね。しかしああ云う美少年の癖に少しも
ホモ・エロティッシュな気を起させないだろう。あれは一体どう云う訣《わけ》かしら?....
「古事記」より 著者:太安万侶
クヒの娘《むすめ》のセヤダタラ姫という方が非常に美しかつたので、三輪《みわ》のオ
ホモノヌシの神がこれを見て、その孃子が厠《かわや》にいる時に、赤く塗つた矢になつ....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
はない。世界をそのあるがままの諸相のままに肯定するというのは、差別を消して一様な
ホモゲンなものとして肯定するのとは全く異なっている。大小、美醜、善悪等の差別はそ....
「生産を目標とする科学」より 著者:戸坂潤
の論理学では連絡がついていなかった。わずかに人間学其の他というような狭い盆地で、
ホモ・サピエンスと
ホモ・ファーベルとが並べられた程度にすぎない。 技術が生産(....
「範疇の発生学」より 著者:戸坂潤
。 * 動物でもその系統発生の連鎖の環は大抵どこかで欠けている。ゴリラと
ホモ・サピエンスとを連続させる環は現在生きていない。それが系統の極めて初期の連鎖....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
すか」 「マニ……土地の名か、或いは人の名ではないか」 「Hom-ousia――
ホモウシアと読んでよろしうございますか」 「そう読むよりほかはあるまい、何の意味....
「絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
作的であるということは、世界が作られたものから作るものへということである。我々が
ホモ・ファーベルであるということは、世界が歴史的ということであり、世界が歴史的で....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
はけっして毒はないからご安心のこと、そしてここに毒麦と銘打って出頭したのはそれは
ホモノ科(禾本科)のものではあるが、全く別属の品で名は毒麦でも麦とはなんの関係も....
「貝の火」より 著者:宮沢賢治
実《じつ》に野原《のはら》はいいにおいでいっぱいです。 子兎《こうさぎ》の
ホモイは、悦《よろこ》んでぴんぴん踊《おど》りながら申《もう》しました。 「ふ....