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ホン
「ホン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ホンの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
られつゝあるを感じる。 ▲門外から見ると文人の生活は極めて呑気に思われる。ノホ
ホンだの後生楽だの仙人だの若隠居だのという冷罵を我々は何百遍何千遍も浴びせられた....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
オモイノホカハヤクデキアガルコトガワカッタタブン三シユウカンノノチトオモワレル。
ホンジツ二〇インチノタイホウ八モンヲツンデイルコトヲハツケンシタ。カワカミ」 ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ように思われる方があろうかと感ぜられますので、甚だ不本意ながら、私の現世の経歴の
ホンの荒筋丈をかいつまんで申上げることに致しましょう。乗りかけた船とやら、これも....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
考えようとするのは、蓋し早きに失する。地上人として関心を有するのは、無限の生命の
ホンの入口――死及び死後の生命の問題で、奥の院の問題ではない。 問『あなたは地上....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
僕は妻の実家へ行き、庭先の籐椅子に腰をおろした。庭の隅の金網の中には白いレグ
ホン種の鶏が何羽も静かに歩いていた。それから又僕の足もとには黒犬も一匹横になって....
「わが妻の記」より 著者:伊丹万作
しになつている。家の中のある部分は神経病的に整然と物が並び、だれかが彼女のるすに
ホンの一ミリほど品物を動かしてもすぐに気づいてしまう。そのかわり、いつも手のつけ....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
大の男を手玉に取った九歳の親兵衛の名は桃太郎や金太郎よりも熟していた。したがって
ホントウに通して読んだのは十二、三歳からだろうがそれより以前から拾い読みにポツポ....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
た。そういう方面の交際を全く嫌った私の生野暮を晒って、「遊蕩も少しはして見ないと
ホントウの人生が解らんものだ、一つ何処かイイ処へ案内しようじゃないか、」と能く云....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
右を離さなかったので、椿岳の琵琶といえばかなりな名人のように聞えていた。が、実は
ホンの手解きしか稽古しなかった。その頃|福地桜痴が琵琶では鼻を高くし、桜痴の琵琶....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
が沼南の一癖であった。その後沼南昵近のものに訊くと、なるほど、抵当に入ってるのは
ホントウだが、これを抵当に取った債権者というは岳父であったそうだ。 これも或る....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
してその頃の二葉亭の遺事を聞きたいといったところが、西は頗る冷然として二葉亭とは
ホンの同窓というだけの通り一遍の浅い関係だからその頃の事は大抵忘れてしまったとい....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
きは、その数一層増加するは言をまたずして明らかなり。 まず、はじめにシナ諸港、
ホンコン、インド、その他東洋の諸島にある外国人を引き、つぎにオーストラリア、アメ....
「西航日録」より 著者:井上円了
に至る。霜風凍雨の時節このことあるは、本邦人の怪しむところならん。二十八日未明、
ホンコンに着す。また快晴なり。暑気、わが九月彼岸ごろに似たり。
ホンコンは東洋....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
た。ふり仰いで山の端を望めば、白雲が深々とかくしていた。) 午後、シャンハイと
ホンコンとの間を往復する汽船二隻に会す。
ホンコンの近づきたるを推知するに足る。船....
「押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
づいて田植、除草と、天気のいい日に、手甲手蔽の甲斐々々しさで菅笠のかげに紅い頬を
ホンノリ匂わせた初世の姿を見かけないことはなかつた。足のわるい源治の姿が、ヒヨツ....