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ポスタ
「ポスタ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ポスタの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
もった窓が一つ見える。まっ直《すぐ》に雨樋《あまどい》をおろした壁にはいろいろの
ポスタアの剥《は》がれた痕《あと》。
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この劇場の....
「河童」より 著者:芥川竜之介
この国へ来た三月目《みつきめ》に偶然ある街《まち》の角《かど》で見かけた、大きい
ポスタアの話をしましょう。その大きい
ポスタアの下には喇叭《らっぱ》を吹いている河....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
ことは、――僕は大きい書棚を後ろに努めて妄想を払うようにし、丁度僕の向うにあった
ポスタアの展覧室へはいって行った。が、そこにも一枚の
ポスタアの中には聖ジョオジら....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
ション式の本所会館は「牛乳デー」とかいうもののために植込みのある玄関の前に大きい
ポスターを掲げたり、宣伝用の自動車を並べたりしていた。僕の水泳を習いに行った「日....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
かいうような偏見をまず打破してしまわなければこの仕事はやってはいけない。早い話が
ポスターにいくら株主の名前を並べたって客は一人も来はしないのだから。そして現在の....
「カタカナニツイテ」より 著者:伊丹万作
レニイマ一ツ活字トイウモノハ歯ギレガヨクナクテハイケナイ。コレハ活字式ニ書カレタ
ポスターノ大キナ字ニヒラガナガ混ツテイルトヨクワカル。何カ戦場ヘ長袖ノ人ガ出テキ....
「暗号数字」より 著者:海野十三
――――― ※ハ東京新宿追分「ハマダ」撞球場内ノ世界撞球選手「ジョナソン氏」ノ
ポスターノ裏。 カフス釦ニ星印アリ 未完成の割り算 円タクの中で、帆村は....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
銀行を出ようとして、彼が、掲示板の中に、パリ銀行のロンドンに移転してきた告知
ポスターを見落したとしたら、彼の上には、もっと深刻なるものが降ってきたことであろ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
。三角じるしの機械人間工場」 こんな文句からはじまって、美しい絵ときをしてある
ポスターが、ほうぼうの町や村にくばられた。 一週間ただで、ためしに使用してもよ....
「一坪館」より 著者:海野十三
あ、すごい店ができたね。ははあ、花やだな」 「あ、二階に絵画展覧会場があるって、
ポスターが出ているぜ」 「こんなせまい家で、展覧会ができるのかなあ。どうしてそん....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
ーの入口は真黒く閉っていて、プチ・パレーの方に波蘭の工芸品展覧会の雪の山を描いた
ポスターが白い窓のように几帳面な間隔を置いて貼られてある。婆娑とした街路樹がかす....
「秋深き」より 著者:織田作之助
いシェードを掛けた電球がひとつ、改札口の棚を暗く照らしていた。薄よごれたなにかの
ポスターの絵がふと眼にはいり、にわかに夜の更けた感じだった。 駅をでると、いき....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
やがて五月一日の記念祭の当日になった。熊野神社から百万遍迄の舗道には到るところに
ポスターが貼られていた。校庭に面した教室の板塀にもクラスの名と仮装行列の題を書い....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
頂戴! 歓待するわ。」新子も、騎虎の勢い、やや棄鉢気味にいった。 「今度の公演の
ポスターが、昨日出来たからお店にかけておいて頂戴よ。それから、お客さんに切符売れ....
「新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
てペンキで非常にうまく、西洋風のポンチ絵のような絵がかいてあった。やはり食料品の
ポスター風のやくめをしていたものであろうが、その絵が何か西洋の絵を模写したものら....