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「マルタ島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

マルタ島の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
々一匹。本月――日早朝〔殺人事件のあった朝〕、ボア・ド・ブローニュにて。所有者(マルタ島船舶の船員なりと判明した)は、自己の所有なることを十分に証明し、その捕獲....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ば、隠語では金銭のことを maltaises と呼んでいる。それは Malte(マルタ島)の漕刑場《そうけいじょう》で通用していた貨幣のなごりである。 以上述....
リズムの構造」より 著者:中井正一
1 『レ・ミゼラブル』の中に次のような一節がある。「もはや希望がなくなったところには、ただ歌だけが残るという。マルタ島の海では、一つの漕刑船が近づく時、櫂の音が聞える前にまず歌の声が聞えてい....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
《さんたん》疲労|困憊《こんぱい》、約十七八時間近くも荒天の海上を漂流したすえ、マルタ島から帰って来た牡蠣《かき》船に拾われてニースの海岸に到着したのは翌日の午....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
込まれている。二本|檣《マスト》のゴエレット船、地中海の三角帆船《タルタアヌ》、マルタ島のトロール船、バクウの石油船。そうかと思うと古風な三檣砲艦《モニトール》....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ストフェレス いいえ。その事は心から喜んでいたのですよ。 そう云いましたっけ。「マルタ島を立つ時は、 己は女房子供のために、心からの祈祷をした。 丁度首尾好くス....