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メサ
「メサ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
メサの前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
二十五日 ◯英と私の合同誕生日祝にて、にぎり寿司をつくる。マグロ、イカ、タコ、シ
メサバ、タイラガイにて近頃になき豪華のもの。みなみな腹一杯たべる。 十二月二十....
「発掘した美女」より 著者:坂口安吾
ようなナレナレしい倅なんて、変だわね」 「それは違いますよ。あなたはオヤジのオヨ
メサンにすぎないです。ボクの母親では絶対にありません」 「わりきれてるわね」 「....
「山の神殺人」より 著者:坂口安吾
所でもあり短所でもあり。不二男君も結婚に早いという年でもないのですから、よいオヨ
メサンでも見つけてあげると落ちつくかも知れませんよ」 署長はおだやかにこうとり....
「落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
「オラトコのアネサには困ったもんだて。オ
メサン助けてくんなれや」 と云って、馬吉のオカカが庄屋のところへ泣きこんだ。オ....
「淪落の青春」より 著者:坂口安吾
で、アカリを消したことがない。何べん言ってきかせてもダメであるばかりか、そんなオ
メサマ、何千里も海を渡ってとんできて、こんな山奥へ、そんなムダなこと、しませんテ....
「新生」より 著者:島崎藤村
かった。岸本は艫《とも》の方の欄に近く行った。そこから故国の方の空を望んだ。仏国
メサジュリイ・マリチイム会社に属するその汽船は四月十三日の晩に神戸を出て十五日の....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ここに同じ集団が散在している。青煙突は英吉利の貨物船・黄地にQ字の検疫旗を揚げた
メサジェリイのふらんす船・デラクサ号は伊太利船だ。下に、船籍港ナポリという字が運....
「疑問と空想」より 著者:寺田寅彦
をあやつる九官鳥の一例を観察する機会を得た。この鳥が、たとえば「モシモシカメヨカ
メサンヨ」というのが、一応はいかにもそれらしく聞こえる。しかしよく聞いてみると、....
「『西遊記』の夢」より 著者:中谷宇吉郎
るようなこともあったのである。 この土地に特有な沈堆性《ちんたいせい》の丘陵《
メサ》が甚だしい侵蝕作用のために、一見塔か寺院のような異形《いぎょう》の姿をして....
「壊滅の序曲」より 著者:原民喜
シテイルノダ スウガクハウツクシイ ニホンノゲイジュツカハ コレガワカラヌカラダ
メサ」こんな風な手紙が東京の友人から久し振りに正三の手許《てもと》に届いた。岩手....
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
。 二年後に、ある婦人記者が、マルヴィ氏を追った軍閥の一人、大戦当時の陸軍大臣
メサミイ元帥―― Messimy から驚くべき告白を取った。マタ・アリの恋人M―....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
の小形な一変種で葉緑がやや白く、私はこれをフクリンササユリと名づけておいたが、ヒ
メササユリと別称しても悪くはない。 岩崎灌園《いわさきかんえん》の『本草図譜《....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
山形県〕の飛島《とびしま》に生《は》えているのは珍しいことである。 右のほかヒ
メサユリ、タケシマユリ、タツタユリ、ハカタユリ、カサユリなどの種類がある。ウバユ....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
んだ二つの人形を手に持つことで、その人形を奥郡ではオシラガミ、阿武隈水域ではシン
メサマというのである。ワカの輩がもし果して鳥類前生の説話に参与していたとすれば、....