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「ラップ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ラップの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河童」より 著者:芥川竜之介
まちが》っているかもしれません。が、とにかく僕としては僕といっしょに歩いていた、ラップという河童の学生が大声に読み上げてくれる言葉をいちいちノオトにとっておいた....
不思議な島」より 著者:芥川竜之介
指さした袖《そで》の先にも泡のようにレエスがはみ出している。 「あの島はサッサンラップと云うのですがね。綴りですか? 綴りはSUSSANRAPです。一見《いっけ....
雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ったのでしょうね。そのさきのこと、なにかしっていて。おしえてよ。」 「たぶん、*ラップランドのほうへいったのでしょうよ。そこには、年中、氷や雪がありますからね。....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
の風采一見ロシア人に似たり。当市の商業は、多大の魚類を輸出するのみ。また、ここにラップと名づくる蛮族あり。もとスウェーデンのラップランドより移住し来たるものなり....
灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
※ック、パックやウォッヘの切抜で下らぬものばかりである。こんなものさえ大切にスクラップ・ブックへ貼付けて珍重する日本では、残念ながら猶だ/\当分の中は外国書籍の....
海底大陸」より 著者:海野十三
は、首にかけた双眼鏡のつり革をいじりながら、ひとりごとをいった。 そのとき、タラップを当直の水兵がトコトコと靴音をさせてあがってきた。 「――おォーイ、スミス....
三人の双生児」より 著者:海野十三
記を声を出してよみだした。 「ほう、こんなことが出ていますわ。――二月一日、『タラップ』ノ手摺ヲ修繕スル。相棒ガ不慣デナカナカ捗ラヌ。去年ノ今頃モ修繕シタコトガ....
幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
漕ぎよせてきた。 「奇蹟だ。信ずべからざる奇蹟だ」佐伯船長は、つぶやきながら、タラップをのぼって来た。 「おお、丸尾か。よく生きていたのう。おう、矢島も川崎も藤....
四次元漂流」より 著者:海野十三
て金網をおいた架台の上にのせたり、でてくるガスから湿気を取るために硫酸乾燥器のトラップをこしらえたり、沈殿した薬物を濾紙でこしたりした。そういう操作はほとんど全....
機密の魅惑」より 著者:大倉燁子
れから二ヶ年も経ちましたから、お話してもいいだろうと思いますのよ」 夫人はスクラップブックを開いて、当時の新聞記事を見せてくれた。 『淋しく残る荷物に死の予感....
蛇性の執念」より 著者:大倉燁子
つですが」 と云いながら椅子を離れて隣室の書斎へ行ったが、少時すると一冊のスクラップ・ブックを持って帰って来た。夫人はその中ほどを開いて私の前に置いた。私は思....
動かぬ鯨群」より 著者:大阪圭吉
―もうこの上は、船首の船員室だけだ。 東屋氏は、丸辰と署長を連れて、前甲板のタラップを下り、薄暗い船員室の扉の前に立った。耳を澄ますと、果して人の息使いが聞え....
ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
「やあ」と日本語で云って仕舞った――イベットの服装は襞がゴシック風に重たく括れ、ラップの金銀の箔が警蹕の音をたてて居る。その下から夜会服の銀一色が、裳を細く曳い....
巴里祭」より 著者:岡本かの子
れが本当に面白いわ。」 彼女は新吉の腕を引き立てゝ人を掻き分けながらルュ・ド・ラップの横町へ入って行った。 ただ燻ぼれて、口をいびつに結んで黙りこくってしま....
バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
遺憾の念いは一通りでなかったと見え、夫人の追悼会場に於て博士エドワード・ビー・クラップの演説に、 我がカリフォルニヤの到る所に、此のカムパニールの姿を眼に刻みつ....