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ラブ
「ラブ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ラブの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
い同意見を持っているようです。現に僕はトックといっしょにたびたび超人|倶楽部《ク
ラブ》へ遊びにゆきました。超人倶楽部に集まってくるのは詩人、小説家、戯曲家、批評....
「路上」より 著者:芥川竜之介
軽蔑とも同情とも判然しない一種の感情に動かされながら三度《みたび》こう呟いて、ク
ラブ洗粉《あらいこ》の広告電燈が目まぐるしく明滅する下を、静に赤い停留場《ていり....
「星座」より 著者:有島武郎
かであっても堪えがたいほどに苦《にが》い……。清逸はふとこの間読み終ったレ・ミゼ
ラブルを思いだしていた。老いたジャン・※ルジャンが、コーセットをマリヤスに与えた....
「出奔」より 著者:伊藤野枝
かして実行する時の用意に、十円近くの金を懐にしていた。しかしその金は七十日近くブ
ラブラしているうちに、なにかと半分以上も使ってしまった。しかもそういう予期を持ち....
「露肆」より 著者:泉鏡花
暴れ出す。 だが諸君、だがね諸君、歯磨にも種々ある。花王歯磨、ライオン象印、ク
ラブ梅香散……ざっと算えた処で五十種以上に及ぶです。だが、諸君、言ったって無駄だ....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
タの殿方、ずらりとならんで、 お行儀のいい、ハートのご婦人。 そちらに黒いは、ク
ラブにスペード ――ひと目にずんずん、ほら、みえてくる―― スペードの嬢ちゃま、....
「映画と民族性」より 著者:伊丹万作
りも国際性に富むという類である。 たとえばユゴーといえば我々はすぐに「レ・ミゼ
ラブル」を想起するが、彼の本国において散文作家としてのユゴーよりも詩人としてのユ....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
は、よい参考になるものでございます。今、流行の衣裳の陳列会も見逃しません。美術ク
ラブ、公会堂、八坂ク
ラブなどで催されますが、忙しい時は、日に三ヵ所も見て回ること....
「棲霞軒雑記」より 著者:上村松園
りながら、腰をおちつけて世間話に花を咲かせたものである。 江戸の床屋が町人のク
ラブであったように、京の葉茶屋はお茶人のク
ラブであったといえるのである。 京都....
「妖怪学」より 著者:井上円了
マジナイと一様のものなり。米屋の符丁は、一、二、三などの代わりに、「アキナイタカ
ラブネ」の語を用う。すなわち、アは一、キは二、ないしブは八、ネは九なり。古着商の....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
欧羅巴の野菜料理てのは鶯のスリ餌のようなものばかりだから、「ヴェジテラニヤン・ク
ラブ」へ出入する奴は皆|青瓢箪のような面をしている。が、日本では菜食党の坊主は皆....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
ったが、当時緑雨は『国会新聞』廃刊後は定った用事のない人だったし、私もまた始終ブ
ラブラしていたから、懶惰という事がお互いの共通点となって、私の方からは遠い本所く....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
てしまい、シカモ罷めてしまって後に何をする見当もなく、何にもしないで懐手をしてブ
ラブラ遊んでいると外思われない二葉亭の態度や心持を慊らなく思うは普通の人の親とし....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
の落葉蹊をうずむるの晩秋に当たりて、緑草紅花、満園春の光景を呈す。当日サベージク
ラブ(当市紳士の共楽団)より、臨時名誉会員となすの通牒を得。夜に入りて、その主幹....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
道部の部員が襲いかかってきたので、会場は一大修羅場と化した。また校外より「縦横ク
ラブ」一派の壮士も侵入し、打つ、ける、なぐるの乱暴の限りをつくした。この間、暴力....