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「ラベル〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ラベルの前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
た。その中を調べてみると、音盤が十枚ほど入っていた。私はその一枚一枚をとりあげてラベルを見た。 これはいずれも英国の有名な某会社製のものであって、曲目は「ホー....
新学期行進曲」より 著者:海野十三
んだ。これ一名親心のレコードという。道夫、さあ、かけてごらん。「算術の歌」というラベルの方だよ。 道夫 はい「算術の歌」の方ですね。 △レコード「算術の歌」賑かに廻る。....
ろまん灯籠」より 著者:太宰治
イを矢鱈《やたら》にたたいた。ショパン、リスト、モオツアルト、メンデルスゾオン、ラベル、滅茶滅茶に思いつき次第、弾いてみた。霊感を天降《あまくだ》らせようと思っ....
映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
に映写されている光景が観客の知識の戸棚のどの引き出しに入れていいかわからないで、ラベルのつかないばらばらの断片になってしまっているのである。 同じようなことで....
写生紀行」より 著者:寺田寅彦
重な舶来物であった品物が、ちゃんとここらのこんな見すぼらしい工場でできてきれいなラベルなどをはられて市場に出てくるのであろう。それだけでも日本がえらくなったには....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
て一方の見地からと、一群の歴史の大家(ワルター・スコット、ラマルティーヌ、ヴォーラベル、シャラス、キネー、ティエール)によって他の見地からと、堂々と完成されてい....
キャラコさん」より 著者:久生十蘭
だけあって、さすがにすきのない身ごしらえだ。生地はウーステッドのストライプもの。ラベルをロング・ターンにし、よくこれで息ができると思われるくらい胴をしぼってある....
魔都」より 著者:久生十蘭
、襟裏を引っ繰り返して検めて見ると、「東京テーラー」という有名な古手問屋の商標《ラベル》がついていようという寸法。他は推して知るべし。貌《かおかたち》に至っては....
銀河鉄道の夜」より 著者:宮沢賢治
円い実がいっぱい、その林のまん中に高い高い三角標が立って、森の中からはオーケストラベルやジロフォンにまじって何とも云えずきれいな音いろが、とけるように浸《し》み....
銀河鉄道の夜」より 著者:宮沢賢治
その林のまん中に高い高い三角標《さんかくひょう》が立って、森の中からはオーケストラベルやジロフォンにまじってなんとも言《い》えずきれいな音《ね》いろが、とけるよ....
昨今の話題を」より 著者:宮本百合子
美しい女が男装したときに現れる変体的な魅力は、古くは有名なフランスの名女優サラベルナールの舞台姿である。デートリッヒは貧弱であるがタキシードを巧に着た。ター....
道標」より 著者:宮本百合子
めはじめた。ケースには、パリ、ロンドン間の飛行機でとんだときの赤と白とのしゃれたラベルが貼られている。 「ね、わたしたちは、ぎりぎりまでお互を知りあったのよ、そ....
十年後の映画界」より 著者:渡辺温
たと思いたまえ。オング君は、一昔前と変らぬリボンをネクタイに結んだ懐しい姿で、赤ラベルの安|三鞭酒を煽りながら、私に呼びかけたのである。 『やあ、新年お目出度う....