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「リブ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

リブの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
凧の話」より 著者:淡島寒月
って、それが風でくるりくるりと引っくり返るようになっていた。足は例の通り八本プラリブラリとぶら下っていて、頭には家に依って豆絞りの手拭で鉢巻をさせてあるのもあり....
灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
に真黒けにソックリ其儘原形を残して焼けていた。 是等の美術書の大部分は巴黎の「リブレール・ド・ボザール」や「デューシエ」や独逸の「ヘスリンク」から此頃新着した....
火葬国風景」より 著者:海野十三
た。ゴトゴトと棺桶はまた揺ぎ、そしてまた別な乗物にうつされた。こんどはブルブルブリブリと激しい音響をたてるものだった。彼はそれを子守唄の代りにして、グウグウ眠っ....
間諜座事件」より 著者:海野十三
笹枝弦吾は、定められた時刻が来たので、同志の帆立介次と肩を並べてS公園の脇をブラリブラリと歩き始めていた。もう冬と名のつく月に入ったのだったが、今夜はそう寒くも....
崩れる鬼影」より 著者:海野十三
という不思議! 硝子樽の中には、いままで何も無いように思っていましたが、ジリジリブツブツと、なんだか紫色の霧のようなものが動揺を始めたと思う間もなく色は紅に移....
深夜の市長」より 著者:海野十三
何ごとであろうか、土窟の方から、今しも大時代な提灯の灯が三つ四つ、暗闇の中にブラリブラリと揺れながら、こっちへやってくるところであった。 「ハテナ?」 僕は驚....
千年後の世界」より 著者:海野十三
棺といっても、これはわれわれの知っているあの白木づくりの棺桶ではない。難熔性のモリブデンの合金エムオー九百二番というすばらしい金属でつくった五重の棺である。また....
蠅男」より 著者:海野十三
ネクネした道をズンズン歩き続けた。帆村は巧みに二人の姿を見失わないで、後からブラリブラリとついていった。その間にも彼は、池谷医師の連れの美人が誰の顔に似ているか....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
ラ・ルヴィユ・アナルシスト』(無政府主義評論)との事務所になっているほかに、ラ・リブレリ・ソシアル(社会書房)という小さな本屋をもやっているので、店はみな地並み....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
んだ。海には、ノルーウェーの海岸にメールストレームの渦がある。メッシナ海峡にはカリブジスがあるね。しかしそういう、退潮と逆潮とでできる海流の渦のような気流は、残....
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
(一八)焼酎《しょうちゅう》の御馳走 一行は多少ヤケ気味に、それよりはブラリブラリと牛の歩み宜《よろ》しく、またもや一里あまり進んで、南方《みなみかた》村....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
快そうに云った。「随分お噂が高うござるぞ。何んにしてもこのような寒い季節に、ブラリブラリとこのような深夜に、お歩きなさるのは考えもので。第一あのような変な物に逢....
生死卍巴」より 著者:国枝史郎
しかし弦四郎は暢気そうに、刀を鞘へ納めてしまうと、両手を胸へ組んでしまって、ブラリブラリと歩き出した。 で、茅野雄も不審ながら、自分ばかりが物々しく、抜いた刀....
蟹工船」より 著者:小林多喜二
別の川崎に移って、帰ってきた。他の一艘は漁夫共に全然行衛不明だった。 監督はブリブリしていた。何度も漁夫の部屋へ降りて来て、又上って行った。皆は焼き殺すような....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ワザだ。と何でもコマ村にしてしまう。 おかげで高麗川の河原を橋をさがして、ブラリブラリと歩いたが(橋を探して河原をブラリブラリというのは奇妙な道の迷い方だが、....