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ローマン
「ローマン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ローマンの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
度と選ぶ所はない。
又
今日の支那の最大の悲劇は無数の国家的|羅曼《
ローマン》主義者即ち「若き支那」の為に鉄の如き訓練を与えるに足る一人のムッソリニ....
「或る女」より 著者:有島武郎
れて倉地に涙は見せなかったが、葉子の言葉は痛ましく疳走《かんばし》っていた。
「
ローマンスのたくさんある女はちがったものだな」
「えゝ、そのとおり……あんな乞食....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
すという生産能力が欠けていたからである。これに関して興味をもつ人はデンマーク人ク
ローマン(Kroman)、米人スタロ(Stallo)並びに有名な仏国数学者ポアン....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
一、ローマ宗の名称 本宗原名 Roman Catholic Church(
ローマン・カトリック・チャーチ) 和漢訳名 羅馬教、旧教、あるいは加特力教....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ンドウ駅より汽船に移り、税関の検閲を受く。湖ひろくかつ長く、わが琵琶湖に似たり。
ローマンシオル駅よりさらに汽車に駕し、午後五時半、チューリヒに着す。途上は比較的....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
どうか。よろしく。 安成に『早稲田文学』の一月号にあったモダーニズム・エンド・
ローマンス(近代文学)の原書を、もし借りることができたら借りて貰うように頼んでく....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
のを崇拝することに基づく一種の儀式であって、純粋と調和、相互愛の神秘、社会秩序の
ローマン主義を諄々と教えるものである。茶道の要義は「不完全なもの」を崇拝するにあ....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
似を示した兄には、そうした大志を自分はいかにもふさわしく考えるのである。その兄の
ローマンチックな行動は、しかし、時のインド総督カーゾン卿の目に異様の冷光をひらめ....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
、あの辺にはいわゆる平家伝説というものがたくさん残っている。伝説にはとかく怪奇の
ローマンスが付きまとっているものであるが、これなどもその一つだ。ただしこれは最近....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
覚がなくなった。 「そのヘルマンという男はね」と、トムスキイは言葉をつづけた。「
ローマンチックの人物でね。ちょっと横顔がナポレオンに似ていて、たましいはメフィス....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
すると、これは古代の羅馬人が持っていた短い剣の類であった。而巳ならず、其附近には
ローマンケーヴと昔から呼ばれている岩穴が有る。それや是やを綜合して考えると、賊は....
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
は、こうした形式の小説を、まず、何よりも先に書きたかったのである。私小説《イヒ・
ローマン》――それを一人の女の、脳髄の中にもみ込んでしまったことは、ちょっと気取....
「私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
してくれたのである。 泉天嶺氏の、いまだにのこる名説明。 春や春、はる南方の
ローマンス…… と、うたわれた、あのブルーバード映画時代なのである。 マート....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
筒文明の破壊、資本主義文化の最後の崩壊の日などのことにつき、次から次へとすこぶる
ローマンチックなことを考えて泣き続けた。 神経が昂進するとともに、彼は自分の脈....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
けて騎馬行列をしていたあの雄大な時代に生きた人間としての自己の性質に付着していた
ローマンチックな血気に対して彼はみずから戦わねばならなかった。ベートーヴェンの前....