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一が
「一が〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一がの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
日《きょう》あちらへ御見えになりますか、伺ってくれろと申すんですが………」
洋
一が店へ来ると同時に、電話に向っていた店員が、こう賢造の方へ声をかけた。店員はほ....
「三つの宝」より 著者:芥川竜之介
されば好いのに。 主人 ところがその黒ん坊の王様は、三つの宝ものを持っている。第
一が千里飛べる長靴、第二が鉄さえ切れる剣、第三が姿の隠れるマントル、――それを皆....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ほどで、他は見覚えのない人達ばかりでした。それからこちらの世界からの見舞者は、第
一が、母よりも先きへ歿った父、つづいて祖父、祖母、肉身の親類縁者、親しいお友達、....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
図書館で読書している間に、草双紙を読み、『燕石十種』(六十冊)――これは達磨屋吾
一が江戸橋の古本屋で写生して、東紫(後で聞けば関根只誠氏)に贈ったものであった。....
「弓町より」より 著者:石川啄木
うか。「ああ淋しい」と感じたことを「あな淋し」といわねば満足されぬ心には徹底と統
一が欠けている。大きくいえば、判断=実行=責任というその責任を回避する心から判断....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
かったのは遺憾千万ですが、この三人で、ともかく日本を統一したのであります。なぜ統
一が可能であったかと言えば、種子島へ鉄砲が来たためです。いくら信長や秀吉が偉くて....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ば、すこぶる短いように考えられる。同時に私の信仰から言えば、その決勝戦に信仰の統
一が行なわれねばならぬ。僅か数十年の短い年月で一天四海皆帰妙法は可能であろうか。....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
に据えて、上へ、お仏像と先祖代々の位牌を飾って、今朝も手向けた一|銭蝋燭も、三分
一が処で、倹約で消した、糸心のあと、ちょんぼりと黒いのを背に、日だけはよく当る、....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
一土手提げて来て、私が切味をお目にかけたね。素敵な切味、一分だめしだ。転がすと、
一が出ようというやつを親指でなめずりながら、酒は鉢前で、焚火で、煮燗だ。 さあ....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
いというだけの事でありましょうで、以来そこを、提灯ヶ淵――これは死にます時に、小
一が冥途を照しますつもりか、持っておりましたので、それに、夕顔ヶ淵……またこれは....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
かりと懸っている、一尺角くらいな看板の賽ころは、斜に店の灯に照されて、こっちへは
一が出て、裏の六がまともに見られる。四五軒|筋違の向う側に、真赤な毛氈をかけた床....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
す。 (それでは、番頭さんに、その通り申聞けますでございます、)とまた立って、多
一が歩行き出すと(こら!)と呼んで呼び留めた。 (丁稚々々、)と今度は云うのさ。....
「押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
ても家族の顔がないのには、流石にいい気持ではなかつた。 小学校の同級生である喜
一が多分自分より一足先に戦地から帰つているはずの西隣に、佐太郎はズダ袋を背負つた....
「隣の嫁」より 著者:伊藤左千夫
心で気にかけない。この稲刈りにはおとよさんがいなかったらかえってほかの者らには統
一ができたのだ。そういうおとよさんははなはだ身勝手な女のように聞こえるけれど、人....
「錦紗」より 著者:犬田卯
た。S川堤の桜が満開になって、花見の客をよぶそれは合図なのであった。 兄貴の和
一が昨夜おそいと思ったら、顔など剃ってひどくのっぺりとなり、「今日は午後からだん....