一の対[語句情報] » 一の対

「一の対〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一の対の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善の研究」より 著者:西田幾多郎
ばならぬ。而《しか》してこの両者が統一せられて一の実在として現われた時には、更に一の対立が生ぜねばならぬ。しかしこの時この両者の背後に、また一の統一が働いておら....
旅愁」より 著者:横光利一
、すると、二人の男女が手を繋いでみて、うまい具合に残りがなくなった場合には、一対一の対応が出来たということになって、男女の数は相等しいという、その証明の仕方が、....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
、技術学――尤もこのものの意義が抑々問題だが――の問題なのである。 技術学の第一の対象が道具乃至機械であることは云うまでもない。機械が自然科学の処方箋による通....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
による政府攻撃とか、統制派のブルジョア化に対する行動とか、そうしたものが大きな唯一の対立になって見える。そしてここに見られる各種形態のファシズムの動きこそが、対....
哲学入門」より 著者:三木清
いう非難がある。我々は直接体験の表象と記憶表象或いは想像表象とを比較し、両者を同一の対象に関係させることはできるが、この対象そのものと表象とを比較することはでき....
レンズとフィルム」より 著者:中井正一
する。しかもそれが漸次なしとげられつつある。そこに個人的自我の自由をして思惟の唯一の対象たらしめし時代がついに夢想することのできないところの新しき現象が生まれる....
水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
事を為すよりは、唯々諾々として怪兇の命にこれ従うより外はないのであった。ただし唯一の対抗策としてプラスビイユを警視総監に抜擢したのも、要するにドーブレクと個人的....