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一の折
「一の折〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一の折の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
おりました頃からお馴染深いお殿様でござりますゆえ、この城下にお越しを幸いと、万が
一の折のお力添え願うために、お引き合せかたがたあの矢場へ御つれ申したのでござりま....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
弟子とに、心からの祝辞を述べずにはいられなかった。
「親方、これで、いよいよ日本
一の折紙がついたわけでございます」
「負けず嫌いの江戸の人達が、あんなに夢中にな....
「蕎麦の味と食い方問題」より 著者:村井政善
した。下谷池の端の蓮玉庵もなかなか旨いもので、十五、六年前は蕎麦食いたちは東京第
一の折紙をつけ、私なども毎日のように通ったものですが、これも今はいけなくなり、蕎....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
て見すえるように相手の顔を眺める。 こちらは、かすかにうなずいただけ。 「江戸
一の折紙《おりかみ》のついたそちのことであるから、よもや、ぬかりもあるまいが、創....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
がるとした足どりで入って来て、座にもつかぬうちに、 「おお、藤波か。さすがは江戸
一の折紙つき。……今度はよくぞやった。褒めてとらすぞ」 春の海のような喜色を満....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
つの民藝品があります。一つは刺子着で一つは蓑であります。いずれもその出来栄は日本
一の折紙をつけてよいでありましょう。 刺子の方は二種類あって、二つの地方に分れ....