一を聞いて十を知る[語句情報] » 一を聞いて十を知る

「一を聞いて十を知る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一を聞いて十を知るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
創作家の態度」より 著者:夏目漱石
人すら無理な事をしているのですから、他人にはよほど通用しにくくなる訳であります。一を聞いて十を知ると云う事がありますが、一を見て十を感ずる人でなければできない事....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
か豊富な思想とかいうものも結局そういうシステムの教養に関すると云っていいようだ。一を聞いて十を知るということは単に素質のよさを意味するには限らないので、教養に於....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
手本に模刻が出来る。薄肉とか半肉とかで、此所はこうと一ヶ所|極まり処を教えると、一を聞いて十を知るという方で、その次に同様の趣の処はちゃんと前例によって旨くやっ....
三国志」より 著者:吉川英治
お児だ」と、その鬼才に怖れた。 こんなこともあった。 少年の曹操は、学問など一を聞いて十を知るで、書物などにかじりついている日はちっとも見えない。游猟が好き....