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「一之〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一之の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
902. 三 陸羽――字は鴻漸、桑苧翁と号した。唐の徳宗時代の人。 四 茶経には一之源、二之具、三之造とある。 五 胡人の※の針縫いの所のしまり縮まるを言う。 ....
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
役は勘定奉行、北村彦右衛門と云って五十歳、思慮に富んだ武士であった。 こうして一之蔵へ差しかかったが、見れば扉が開いている。 如何にも越前守は驚いたように、....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
の夕暗にまぎれていずくともなく消え失せた。 素人探偵 麻布一之橋から白金台の方へ這入って行く、細々とした店舗が目白押しに軒を並べている狭苦....
読書法」より 著者:戸坂潤
・レヴューの模範を示そうというような心算でないのは、断わるまでもあるまい。もし万一之が模範にでもなるとしたら、ブック・レヴューを今日の水準から高めるよりも、寧ろ....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
録《ろくせしむるところ》、在判|并《ならびに》家臣之連判、誠《まことに》可二重宝一之書、頃村田善兵衛藤原親重令二進上一之処、破壊之間、令二畑中助三藤原経吉一新写....
社会時評」より 著者:戸坂潤
全部を改めて採用するというやり方が、仲々上手な減給法であるばかりではなく、もし万一之に多少とも困難が伴って従業員に不穏(?)な行動でもあった場合、それ等の従業員....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
与力内山彦次郎が殺されたというに、まだその犯人がわからない、江戸では、上使の中根一之丞が長州で殺された。ところでこの拙者などは、生来、悪いことは一つもしていない....
海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
るのだ。 東京湾内の三浦半島の野島と房総半島の木更津と、第二海堡を繋ぐ線の上に一之瀬、二之瀬、三之瀬という釣り場がある。これを総称して中之瀬と呼ぶが、ここには....
和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
よかろう。 〈五 『古今算法記』〉 関孝和の業績が現われる前には、一方には沢口一之の『古今算法記』(寛文十年、一六七〇)が出たことも注意すべき一つの要点である....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
に大なる目的がかかっていなければ、正気の沙汰ということはできない。 五十鈴川の一之瀬から、約十五、六町の渓谷は、鮎すらも上れないといわれている岩石と奔湍である....