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一位
「一位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一位の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
《むさぼ》りつつ穀潰《ごくつぶ》しをやっておる者共は、今日少くとも日本国民三分の
一位はあるであろう。願《ねがわ》くは何か峻烈《しゅんれつ》なる刺激を与え、鞭撻《....
「競馬」より 著者:織田作之助
表を照らし合わせどの予想表にも太字で挙げている本命《ほんめい》(力量、人気共に第
一位の馬)だけを、三着まで配当のある確実な複式で買うという小心な堅実《けんじつ》....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
程度の頗る短い電波を出したり受けたりしようというのです。放送ラジオの波長の百分の
一位に当りますから、うまい具合に受信機には全然ラジオを聞かないで済みました。 ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
なることから始まって変になり、医師にかかった。医師がしらべてみると白血球が十分の
一位に減り、赤血球は三分の二に減じていた。そのうちに毛髪がぬけ始め、背中にあった....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
を並べてみるがいいだろう。 その結果、次のことが分った。 ン(二十九個)が第
一位だ。次はイ(十四個)だ。第三位はカ(十一個)だ。 それからは、ノ(八個)、....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
所謂キリスト教の正統派というのは、左の諸点を唱道する人達である。曰く三位一体の
一位が選ばれたる人々を通じて、真理を人間界に伝えるのであるから、その教は完全円満....
「嫉みの話」より 著者:折口信夫
しても、火の系統のお方に対しては階級が低いのであろう。だから、水の系統のお方が第
一位に出られるときには、いろいろと議論が起こった。水の系統の光明皇后が出られたと....
「小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
まわりにならべ立てられました。鳥は、「帝室御夜詰歌手長」の栄職をたまわり、左側第
一位の高位にものぼりました。たいせつなしんぞうが、このがわにあるというので、皇帝....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
列の□から考えて行く。これは一の位である。2と1と□と7とを加えた結果、その値の
一位は2となることが、この計算によって分っている。□は別として、分っている2と1....
「道なき道」より 著者:織田作之助
京日日新聞主催の音楽コンクールが東京で行われた。 寿子は大阪で行われた予選で第
一位を占めた。庄之助は、旅費を工面すると、寿子を連れて上京した。 コンクールの....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
った。馬に乗ればそのたくみなことは韃靼人さながらだった。競走や闘鶏にはいつでも第
一位を占めた。権勢というものは田舎ではつねに肉体的な力があるものが獲得するものだ....
「小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
あって、播磨鑑には小刑部明神は女神にあらずと云っている。播磨名所巡覧図会には「正
一位小刑部大明神は姫路城内の本丸に鎮座、祭神二座、深秘の神とす。」とある。それら....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
射して、いちだんの風致を添う。けだし、風光の明媚にしてかつ清雅なるは、スイス中第
一位にあり。野吟一首を得たり。 暮山已被。 (日暮れの山はすでに紫煙のうちにうも....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
唐屋の吉兵衛を知ってやろがな。あなたもひどい人やな、卑しくも、もったいなくも、正
一位関白太政大臣羽柴筑前守秀吉公を籠伏せの刑に仰せつけるとはいったいどうしたので....
「消えた霊媒女」より 著者:大倉燁子
汚すという事を極度に怖れています。何よりも第一に名誉ですからね。人間よりも家が第
一位なんです。私が病気で死ぬ分には仕方がない。まあ極端に云えばですよ。しかし変死....