一六[語句情報] » 一六

「一六〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一六の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河童」より 著者:芥川竜之介
《ほうしゅう》はかつて夫人が女優たりし時の日当《にっとう》に従いて支弁したり。)一六 僕はこういう記事を読んだ後《のち》、だんだんこの国にいることも憂鬱《ゆ....
或る女」より 著者:有島武郎
のだ。この哀《かな》しみにいつまでもひたっていたい。早く死んでしまいたい。……」一六 葉子はほんとうに死の間をさまよい歩いたような不思議な、混乱した感情の狂....
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
デンマーク人でありました。彼の祖先は有名なるユグノー党の一人でありまして、彼らは一六八五年信仰自由のゆえをもって故国フランスを逐《お》われ、あるいは英国に、ある....
追憶」より 著者:芥川竜之介
に大きい馬車が小刻みにことこと歩いているのは幼目にもハイカラに見えたものである。一六 水屋 そのころはまた本所も井戸の水を使っていた。が、特に飲用水だけは水屋....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
しか得られないものだということは、このティコが一つの適例を示すであろう。ティコは一六〇一年にプラーグで没した。 ティコ・ブラーヘはあらゆる先入謬見を執拗に固執....
耽溺」より 著者:岩野泡鳴
寛恕して頂戴よ」という優しい声が聴える。しかしその声の主はまだ来ないのであった。一六 僕が強く当ったので、向うは焼けになり、 「じゃア勝手にしろ」という気にな....
錦染滝白糸」より 著者:泉鏡花
にて袖を取る)太夫さん……姉さん。 白糸 お放し! 撫子 いいえ。 大正五(一九一六)年二月....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
入って飲めんのでした。――お嬢さん、貴女は、氏神でおいでなさる。」 大正五(一九一六)年一月....
「別居」について」より 著者:伊藤野枝
ければ、私には満足して自分の行くべき道にいそしんでいられるのだと思います。(一九一六年九月)....
化鳥」より 著者:泉鏡花
かに低声におよみなすったのが、市内衛生会委員、教育談話会幹事、生命保険会社社員、一六会会長、美術奨励会理事、大野喜太郎。 「この方ですか。」 「うう。」といった....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
三期 ファラデーの研究は始終を通じて、実に四十四年の永きにわたる。すなわち一八一六年の生石灰の研究を振り出しに、同六〇年より六二年の頃に研究して結果の未定に終....
妖怪学」より 著者:井上円了
ねむりのみなめざめなみのりふねのおとのよきかな」と三遍よみてのるべし。 (一六)駕籠に酔わざる呪術 かごに酔う人は、駕籠の戸を開けて乗るべし。南天の葉を....
妖怪報告」より 著者:井上円了
て可ならん」と。 出典 『哲学館講義録』第一期第三学年第七・八・九・一〇・一一・一六号、明治二三(一八九〇)年三月八・一八・二八日、四月八・一八日、六月八日、巻末、一―二、一―二、一―二頁。....
透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
ないまま、遠くへにげられたのではないかと、みんないらいらしているところへ、町から一六キロはなれたところで起こった、殺人のニュースがとどいた。むろん、その事件を調....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
て発達の頂点に達し、フリードリヒ大王は正しく持久戦争の名手であった。三十年戦争(一六一八―四八年)には会戦を見る事が多かったが、ルイ十四世初期のオランダ戦争(一....