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「一六勝負〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一六勝負の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
牛肉と馬鈴薯」より 著者:国木田独歩
ない。人力車《くるま》が六台玄関の横に並んでいたが、車夫どもは皆な勝手の方で例の一六勝負最中らしい。 すると一人の男、外套《がいとう》の襟《えり》を立てて中折....
坑夫」より 著者:夏目漱石
ら痛ましい。安さんも達磨《だるま》に金を注《つ》ぎ込むのかしら、坑《あな》の中で一六勝負《いちろくしょうぶ》をやるのかしら、ジャンボーを病人に見せて調戯《からか....
娯楽論」より 著者:戸坂潤
初めとして、各々性質を異にするものを漠然と総称する処の所謂スポーツ(之は体操から一六勝負までも含み兼ねない)社交の催し(パーティー・サロン・其の他)など、夫々い....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
「ばかげた噂だ、毛唐を金主に頼めば、毛唐に頭が上らなくなる、日本を抵当にして、一六勝負を争うようなもんだから、どんなに貧乏したって、毛唐の金で戦ができるか」 ....