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一夜酒
「一夜酒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一夜酒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
がここに浮んで来ました。 十 今宵《こよい》は三輪大明神に「
一夜酒《ひとよざけ》の祭」というのがあります。 丹後守の家では二三の人が残った....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
前様、発心のしどころを。 根が悪徒ではござりませぬ、取締りのない、ただぼうと、
一夜酒が沸いたような奴殿じゃ。薄も、蘆も、女郎花も、見境はござりませぬ。 髪が....
「三国志」より 著者:吉川英治
に使っておけば一番よろしい。――そう申したので、蘇飛はいよいよそれがしを憐れみ、
一夜酒宴の折、右の事情を打明けて――人生いくばくぞや、早く他国へ去って、如かじ、....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
とく旨いものでなかったことは、丁度家々の餅と砂糖餅との差も同じであった。いわゆる
一夜酒を酒甕に醸して置いて、その熟するを待つ心が、同時にまた祭や節日に対する微妙....