一妻多夫[語句情報] » 一妻多夫

「一妻多夫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一妻多夫の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
第四の夫から」より 著者:芥川竜之介
一かどの理髪師《りはつし》になり了《おお》せている。 謹厳なる君は僕のように、一妻多夫に甘んずるものを軽蔑《けいべつ》せずにはいられないであろう。が、僕にいわ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
動植が同姓にして如何ぞ無数の後胤を遺し得んや。それからインドで一夫多妻の家の妻と一妻多夫の家の妻とが父系統母系統の優劣について大議論したのを読んだが今ちょっと憶....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
高らかに歌ったかと思うと、急に反身《そりみ》になって、 一夫多妻の国では一妻多夫を野蛮だと申します 一妻多夫の国の女は 一人の女が一人の夫しか持てない ....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
て、男女共に守る可き所なれども、我国古来の習俗を見れば、一夫多妻の弊は多くして、一妻多夫の例は稀なるゆえ、金石の如き心は特に男子の方にこそ望ましけれ。然るに此男....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
煙管、煙草容れ、茶筒、木椀など、なにもかもみなそこへおさまってしまう。 西蔵は一妻多夫の国で、兄弟が五人あっても七人あっても細君は一人で間にあわせる。地味が痩....