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一寸先は闇
「一寸先は闇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一寸先は闇の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「火星兵団」より 著者:海野十三
。そんならいいが……」
と、父親も、やっと安心の色を見せた。
だが、世の中は
一寸先は闇である。思いがけないどんなことが、一寸先に、時間の来るのを待っているか....
「取舵」より 著者:泉鏡花
れが名人となると、肚で漕ぐッ。これは大いにそうだろう。沖で暴風でも吃ッた時には、
一寸先は闇だ。そういう場合には名人は肚で漕ぐから確さ。 生憎この近眼だから、顔....
「一日一筆」より 著者:岡本綺堂
に見えない運命の頸環が附いているのであろうが、人も知らず、我も知らず、いわゆる「
一寸先は闇」の世を、何れも面白そうに飛び廻っているのである。我々もこうして暢気に....
「生不動」より 著者:橘外男
。 この世の中というものは、何時思いも掛けぬ災難が降りかかってくるかわからぬ、
一寸先は闇の世界だから、なまじっか、野心なぞ起さずに、もう東京へもどこへも行かな....