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一当り
「一当り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一当りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「焦点を合せる」より 著者:夢野久作
いうことは、今云う通り経歴がヤヤコシイからサッパリ判然っていないんだが、とにかく
一当り当って焦点を合わせてくれ、トランクの中味もまだ突止めていないが、近いうちに....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、その碁盤の上が棒形に筋を引いて凹《くぼ》んでしまった。恐ろしい腕前だ、あの棒が
一当り当ったら、こちとらのなまくらはボロリと折れて、腕節《うでっぷし》でも首の骨....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
れでよろしいんでございます。と申しますのは、まあ、世間並みのお方でございますと、
一当り当れば、身分素姓のところ、すっかり洗ってお目にかけますが、あなた様に限って....