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「一役買う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一役買うの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎者」より 著者:豊島与志雄
でぼんやり、卓子に肱をついてる岸本の方へ、眼を移してきた。 「あんた、学生はん、一役買うて……。」 云いかけて彼は口を噤んでしまった。かたりとコップで卓子を叩....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
スペインとイングランドの間に平和が可能であろうとは信じない。それに、そんな商議に一役買うのも好まない、それはむだだと思う――そんなお話に乗り気になるのは、あの親....
茶碗の曲線」より 著者:中谷宇吉郎
うような形をしているからであろう。陶器や磁器では、色とか艶《つや》とかいうものも一役買うであろうから、話は少し厄介になるが、土器の場合ならば、一応は形、即ち曲線....
家庭料理の話」より 著者:北大路魯山人
、ここで言っておきたいのは、以上のような料理の真似は、華やかな宴会料理としては、一役買うものではあろうが、日常の家庭料理には関係が薄く、のみならず、そこから却っ....