一意専心[語句情報] »
一意専心
「一意専心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一意専心の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ることなく、その身は獄舎の中にありながらも、夫人マリアの慰藉と奨励とを受けつつ、
一意専心思いを著述に潜めておった。かくて後には、典獄の許可を得て、ゴルクムなる友....
「能とは何か」より 著者:夢野久作
に困らないようにして、芸道の研究に生涯を捧げ、時流に媚びず、批評家に過またれず、
一意専心、自己の信念に向って精進せねばならぬ。 家元は自己の芸が能楽の向上進化....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
国の科学界が金が少ないのでどうにも動きがとれないのなら、勿論、科学者の切磋琢磨や
一意専心の努力も必要には違いない。科学者の猛省もいい。だが当局者の猛省も亦、要請....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
くに(日本のは)人間良心の日当ぼっこですから。ああ、わたしは、又わきめをふらず、
一意専心に、このセザンヌ風プラス明日という文章をかきたいわ。のっぴきならざる小説....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
えました。今日から見ると、甚だ当り前のことであるが、とにかく、私は此所へ着眼して
一意専心に写生を研究しました。ちょうど、それが画家が実物を写生すると同じように刀....