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一指を染める
「一指を染める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一指を染めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
在があることは公知なのに、なぜあの一味を黙って捨て置くのだ。貴公は彼等に対して、
一指を染めることさえ出来ないではないか。なにが警視総監だ。貴公に総監たる資格など....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ととお察し申しますが、柔術の方はいかがでございます、柔術は……」 「あれはまだ、
一指を染める暇がないというわけでございます、習いたいは山々ですが、一方でさえ物に....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
との夥《おびただ》しい施行《せぎょう》を試みましたけれど、お銀様というものには、
一指を染めることもできませんのです。
お銀様は、大竹藪《おおたけやぶ》の中の椿....