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一条行房
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
灯も、今夜からは点くのか。それもまた、ありがたいの」 と、素心にほほ笑まれた。
一条行房と、少将忠顕は、 「これで助かりました。およろこび斜めならずと、給仕人へ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
り、これで見ると、わざと先帝の姿を、行く行く人目に曝し歩いている風であり、侍者の
一条行房、千種忠顕の二人は、輿とも馬ともしてないから、歩かせられたのかもしれない....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
来るとの知らせだ。見つかっては一大事ぞ」 彼の慌てぶりに、 「それは」 と、
一条行房も色をなして、座敷の菅むしろを上げ、床板をめくって、岩松吉致のからだを押....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
やら素姓などは訊きさぐってみたのであった。――で、知りえたところによると、彼女は
一条行房の妹で、宮中での御所名は、 勾当ノ内侍 と呼ばれているという。 内....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
病んだのは事実だが、従来、内侍を賜う、という話は否定説の方が多い。「尊卑分脈」に
一条行房の妹とあるが、明確ではないのである。けれど義貞にかぎらず、武将の閨房にも....