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一校
「一校〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一校の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
みたような無鉄砲《むてっぽう》なものをつらまえて、生徒の模範《もはん》になれの、
一校の師表《しひょう》と仰《あお》がれなくてはいかんの、学問以外に個人の徳化を及....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
ところにも、なお人が、動いている気がした。夜気がいくらか寒くなったようだ。 第
一校舎の脇を通りぬけた。向うのアカシヤの植えこみに包まれた鈎型の第三、第四校舎の....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
ある。「右|喜三二随筆後昔物語一巻。借好間堂蔵本。友人|平伯民為予謄写。庚子孟冬
一校。抽斎。」庚子は天保十一年で、抽斎が弘前から江戸に帰った翌年である。平伯民は....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
校、私立専門学校協会一七九校、私立中等学校連合会および私立青年学校連合会一、一五
一校、私立初等学校・私立幼稚園総連合二七校によって構成されている。私学総連合会は....
「颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
の規準に従って建てられたものであるが、それらのうちで倒潰はおろか傾斜したものさえ
一校もなかった。これに反して、この規準に拠らなかった大正十年ないし昭和二年の建築....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
代の性質及び増進に関する研究』において、またオクスフォド・ユニヴァシティ・カレヂ
一校友は、その『土地への資本投下に関する試論』において、ほとんど同時に、地代に関....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
の中で、頭髪を縮らし、髪粉をつけ、金モール服を著、扁底靴を穿き、白絹靴下を穿いた
一校刑史に根ざしたある制度★が、余人ならぬ自分たちの運の星の消えるのを見ることに....
「旧藩情」より 著者:福沢諭吉
て、すでに中津にも旧知事の分禄《ぶんろく》と旧官員の周旋《しゅうせん》とによりて
一校を立て、その仕組、もとより貧小なれども、今日までの成跡《せいせき》を以て見れ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
的普及し、公立小学の数七千七百十四校あり。人口に比例すれば、五百人(百戸)につき
一校の割合となる。また、大学も既設の分四校ありというも、その程度はいたって低きを....
「訳本ファウストについて」より 著者:森鴎外
取って下すったのである。太田さんのして下すった事はこればかりでは無い。訳本全部を
一校して下すった。実に容易ならぬ骨折をして下すったのである。この事はどこでも公言....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
を祝おうというので、この三月十五日、まだ復興も遅く、敗戦国の傷痕まだらな山ノ手の
一校舎で、春の一日を、記念会というまどいに送った。 偶然、三月十五日は、ぼくの....