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「一次元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一次元の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画時代」より 著者:寺田寅彦
うしてある意味で活動映画の先駆者と見なしてもよいものである。実在の三次元の空間の一次元を割愛してただ二次元の断面に限定する代わりに、第四次元たる時間を一次元空間....
旅愁」より 著者:横光利一
そもの始めのような所ですからね。まア港を船で行くそれみたいなものかな。平面という一次元の世界では、人間の考え得られる数のすべてと、直線上の点のすべては一対一の対....
映画の世界像」より 著者:寺田寅彦
物理的力学的に世界像を把握する事を知っている。すなわちまず三次元の空間の幾何学に一次元の時間を加えた運動学的の世界を構成し、さらにこれに質量あるいは力の観念を付....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
て下さるのですか」 「そうですとも。しかし四次元世界だけではなく、二次元世界へも一次元世界へもご案内いたしましょう」 「四次元世界に、二次元世界に、一次元世界で....
地球要塞」より 著者:海野十三
物があったとする。つまり、一枚の紙の上が、彼等の世界であったとする。今、彼等より一次元上の生物、たとえば人間の如き三次元生物が、傍《そば》へやってきて、その一枚....
四次元漂流」より 著者:海野十三
がそれね。これが二次元世界」 「立体が三次元、平面が二次元というわけだね。じゃあ一次元というのがあるかしら」 「もちろん有るわよ。それは長さだけがある世界のこと....
言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
な方法のふるいにかけて吟味しなければならない。しかし従来のように言語の進化をただ一次元的、線的のもののように考えるあまりに単純な基礎仮定から出発した言語学ではこ....
生きている空間」より 著者:中井正一
る立場から、空間的次元を「生きた空間」として取扱う試みをしたのである。 彼は、一次元を、「何物かに向うところのこころ」と考えるのである。自分が、一つの方向への....
芸術の人間学的考察」より 著者:中井正一
、時間、社会、芸術などの領域においても一様に一方向緊張性を意味する。ベッカーの第一次元構成の基調である Gerichtigkeit auf Etwas「何ものか....