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「一番弟子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一番弟子の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
のガッチリした奴は師範代の等々力門太とかいう奴で、左のギロリとした野郎はたしかに一番弟子の吉田兵助とかいう奴でごぜえます」 「ほほう、左様か。面倒な奴は先ず二人....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
院前に清兵衛と申す指物の名人がござりました。是は京都で指物の名人と呼ばれた利齋の一番弟子で、江戸にまいって一時に名を揚げ、箱清といえば誰知らぬ者もないほどの名人....
パンドラの匣」より 著者:太宰治
は、たいていかっぽれに一任しているのだ。かっぽれ、このところ大得意だ。花宵先生の一番弟子のつもりで、もっともらしい顔をして、よそのひとの苦心の作品を勝手にどんど....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
が推されて同じく幹事となっている。勝四郎の名は今飯田町住の五番弟子が襲いでいる。一番弟子勝四郎|改勝五郎、二番勝治郎、三番|勝松改勝右衛門、四番|勝吉改勝太郎、....
小説 円朝」より 著者:正岡容
大層な首抜きの縮緬浴衣を見せびらかしにきていやすぜ」 聞こえよがしのお追従を、一番弟子の柳條がいった。 「……」 突嗟に圓朝はムカッとしたが、強いて聞こえな....
円朝花火」より 著者:正岡容
て圓朝の屋根船を、問題の前方へとグイとひと梶すすめた。すすめてしまった。 と、一番弟子の柳条が、 「ねえ師匠、どッかのお天気野郎が、ごたいそうな首ぬきの、縮緬....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
学のことを利用出来る人は少ないのは事実だ。 慶応大学医学部の加藤元一博士とその一番弟子である林髞博士も亦、生理学者だ。加藤博士はその所謂不減衰学説の実験を以て....