一番草[語句情報] » 一番草

「一番草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一番草の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
姪子」より 著者:伊藤左千夫
麦搗《むぎつき》も荒《あら》ましになったし、一番草も今日でお終《しま》いだから、おとッつぁん、熱いのに御苦労だけっと、鎌を二....
蟹の怪」より 著者:田中貢太郎
た。母親は驚いてそのあたりを探して歩いたが、何処にもお種はいなかった。野には稲の一番草を除っている者もあれば麦を刈っている者もあった。母親は附近にいる人びとに聞....
不在地主」より 著者:小林多喜二
! と泣き出してしまった…… 明日は三時半頃から田へ出て、他の人より遅れている一番草を刈り上げてしまわなければならない。――健は、然し、眠れなかった。表を誰か....