一睡り[語句情報] » 一睡り

「一睡り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一睡りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
酒友」より 著者:田中貢太郎
て言った。 「これから君は毎晩来たまえよ、疑わないでさ」 狐は承知した。そして一睡りして起きてみると狐はもういなかった。そこで旨い酒を瓶に一ぱい入れて狐のくる....
餅を喫う」より 著者:田中貢太郎
、家内は十時比になって寝てしまった。 伯父さんもすこし飲んだ酒の疲れのために、一睡りして便所に起きたところで、また裏門の戸を叩く音が聞えて来た。伯父さんは立ち....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
女の子をつれて遊びに来て、三日泊って行ったことがある。 朝、一しょにのむ。私が一睡りして目をさますと、彼は私の枕元で、まだ飲んでいる。仕方がないから、私も一風....
岐阜提灯」より 著者:田中貢太郎
が、何時の間にか女が友禅模様のついたきれいな布団を敷いたのでそのまま横になった。一睡りした真澄は非常に寒いので眼を覚した。彼は叔父の家の裏手になった丘の上の石の傍で寝ていた。....